プロフィール

【作】ウィリアム・シェイクスピア(William Shakespeare)
イギリス、エリザベス朝時代の劇作家、詩人。生涯に37本を越える劇作を残し、死後出版された全集ではその作品が歴史劇、悲劇、喜劇に分類された。シェイクスピアが単独で執筆した最後の戯曲、『テンペスト』はその巻頭を飾り、喜劇に分類されているが、晩年の四作品(『ペリクリーズ』『シンベリン』『冬物語』『テンペスト』)はロマンス劇と呼ばれることもある。37本の戯曲は21世紀の今日に至るまで、本国イギリスは言うに及ばず全世界で上演され続けている。我が国でも、明治期に翻案作品が紹介されて以来さまざまな形で上演され、伝統演劇から小劇場の公演まで広範囲に影響を与えている。

【演出】白井 晃(しらい・あきら)
演出家・俳優。京都府出身。遊◎機械/全自動シアター(1983〜2002)の活動を経て、現在はストレートプレイから音楽劇、オペラまで広く手掛ける。美意識の高い、緻密な舞台演出で定評がある。02、03年と連続して第9、10回読売演劇大賞優秀演出家賞受賞。05年『偶然の音楽』の脚色に対して湯浅芳子賞、12年『魔笛』にて第10回佐川吉男音楽賞を受賞。近年の主な演出作品に、世田谷パブリックシアター『ガラスの葉』『4four』、まつもと市民芸術館『エドワード・ボンドのリア』『メルセデス・アイス』、パルコ『中国の不思議な役人』『幽霊たち(Ghosts)』、東宝『GOLD -カミーユとロダン』『幻蝶』、TBS『ジャンヌ・ダルク』、まつもと市民オペラ『魔笛』など。新国立劇場では05年『うら騒ぎ/ノイゼズ・オフ』、08年『混じりあうこと、消えること』、11年『天守物語』を演出。

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