プロフィール

【作】ピエール・コルネイユ(Pierre Corneille) 
劇作家 1606年、仏ルーアンに生まれる。法学士となり、弁護士の資格を得る傍ら、詩などを執筆。しかし、口下手のため、法廷に1度立ったのみで、弁護士の職を辞す。1628年、治水山林監督官、ルーアン法廷海事判所主任監督官となり、この後、長期にわたりこの職に就きながら、劇作、詩作に励む日々を送る。
1629年、モンドメリー一座による『メリット』でデビューを飾った以降は、『クリタンドル』『未亡人』『法王の回廊』『侍女』『王宮広場』などを次々と発表、喜劇作者としての地位を確立させた。1637年以降、四大傑作と謳われることとなる『ル・シッド』『オラース』『シンナ』『ポリュークト』などを発表し、のちに古典悲喜劇の創造者と呼ばれるようになる。
1640年以降も、『嘘つき男』『テオドール』『エラクリュス』などを発表、1647年アカデミーフランセーズ会員となったのちも、次々に新作を発表。1653年に劇会からの引退を表明するも、1684年の死去までに5本の悲劇を発表した。1684年、パリにて死去。享年76歳。
『舞台は夢』はコルネイユ8作目となる戯曲で、当時のフランスにおいて喜劇の地位を向上させ、演劇そのものの社会的地位を昇進させる大きな原動力となった。

【演出】鵜山 仁(うやま・ひとし)
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堤真一(つつみ・しんいち)
兵庫県出身。テレビ、映画、舞台とジャンルを超えて活躍。シリアスな役からコメディまで、その役どころの幅は広く、舞台ではtpt、NODA.MAP、劇団☆新感線など多くの話題作に出演、近年は主演映画も相次いで公開されている。最近の主な作品に、舞台『人形の家』『写楽考』『タンゴ、冬の終わりに』『労働者M』『吉原御免状』、テレビ『SP(エスピー)』『セーラー服と機関銃』、映画『容疑者χの献身』『クライマーズ・ハイ』『山のあなた〜徳市の恋』『魍魎の厘』『ALWAYS 三丁目の夕日』『舞妓Haaaan!!!』など。新国立劇場には01年『贋作・桜の森の満開の下』以来、2度目の出演となる。

秋山菜津子(あきやま・なつこ)
ひょうご舞台芸術『プルーフ/証明』、tpt『ブルールーム』で第36回紀伊國屋演劇賞個人賞、第9回読売演劇大賞優秀女優賞、杉村春子賞を、Bunkamura『タンゴ・冬の終わりに』で第14回読売演劇大賞優秀女優賞を受賞。最近の主な舞台に『ドント・トラスト・オーバー30』『ドライブインカリフォルニア』『SHIROH』『ルル〜破滅の微笑み〜』『キレイ』『労働者M』『朧の森に棲む鬼』『THE BEE』『キャバレー』『死ぬまでの短い時間』『わが魂は輝く水なり』など。新国立劇場では『透明人間の蒸気』『胎内』『母・肝っ玉とその子供たち』『まほろば』に出演している。

高田聖子(たかだ・しょうこ)
奈良県出身。大阪芸術大学時代より劇団☆新感線に参加、看板女優として現在に至るまで活躍中。劇団以外にも自らプロデュースする「月影十番勝負」では95年から06年までに10本の作品を上演、気鋭の作家・俳優らとともに大人の女の本音を描き、迫真の演技を披露した。08年には月影番外地として活動を再開、新たな挑戦を続けている。最近の主な作品に舞台『朧の森に棲む鬼』『犬顔家の一族の陰謀』『五右衛門ロック』(劇団☆新感線)、『物語が、始まる』『約束』『猫と庄造と二人のおんな』(月影十番勝負)、『瀕死の王』『キル』『ペテン師と詐欺師』『無理矢理』、テレビ『ホームレス中学生』『わたしたちの教科書』『芋たこなんきん』など。

田島令子(たじま・れいこ)
日本大学芸術学部演劇学科卒業。現代演劇協会劇団昴出身。舞台『お、エロイーズ』、テレビ『おはなしこんにちは』(NHK)でデビュー。以降舞台、映画、テレビと幅広く活躍。また『地上最強の美女バイオミック・ジェミー』やアニメ『ベルサイユのバラ』など、声優としても活動。近年では旅番組の出演も多い。最近の主な作品に舞台『星屑の町〜新宿歌舞伎町篇』『忘れられない人』『青春デンデケデケデケ』『メアリー・スチュワート』、テレビ『ロス:タイム:ライフ』『海峡』『肩越しの恋人』、映画『ドロップ』『虹の女神』『電車男』など。新国立劇場には初登場となる。

坂田聡(さかた・ただし)
福岡県出身。1993年明治大学時代にユニット「ジョビジョバ」を結成。ライブ中心のお笑い活動を始める。1998年よりTV・CM・映画・CD・コラムと活動の幅を広げ現在に至る。
体育教師のような男気あふれる役から、おばさんなどのかわいい役まで難なくこなしてしまう不思議な魅力の持ち主。映画『それでもボクはやってない』『釣りバカ日誌19』などに出演。主な舞台は『魔界転生』『BIGGEST BIZ〜最後の決戦!ハドソン川を越えろ〜』『身も心も第二章 流れ姉妹〜たつことかつこ〜』『からっぽの湖』『ツグノフの森』などに出演。新国立劇場は今回、初出演となる。

磯部勉(いそべ・つとむ)
劇団俳優座を経て、舞台、映画、テレビと幅広く活動を続けている。最近の主な作品に舞台『細雪』『功名が辻』『ロンサム・ウェスト』『曲がり角の向こうには』『ひばり』『カリギュラ』、映画『誘惑者』『極道の妻たち』『誘拐』『母のいる場所』、テレビ『風神の門』『いのち』『渡る世間は鬼ばかり』など。また声優としてハリソン・フォード、メル・ギブソン、韓国映画ではチェ・ミンシクなどの吹替えが多い。新国立劇場では『アルゴス坂の白い家』に出演。

金内喜久夫(かねうち・きくお)
文学座附属研究所を経て、1967年文学座座員に。初舞台は65年『花咲くチェリー』以後、劇団公演だけでなく、大劇場から小劇場まで外部出演も多数。主な舞台に『熱海殺人事件』『バラード』『五番町夕霧楼』『黄昏のメルヘン』『月夜の道化師』などの劇団公演のほか、『一人芝居 中村岩五郎』『藪原検校』『雁の寺』『ビギン・ザ・ビギン』『千年の三人姉妹』など外部公演への出演も多数。新国立劇場では『夜明け前』『コミュニケーションズ』に出演。映画では『復讐するは我にあり』などがある。

段田安則(だんた・やすのり)
京都府出身。81年劇団夢の遊眠社入団、第15回公演『走れメルス』主役 以後、92年解散まで劇団公演に主役出演。劇団解散後も舞台、映画、テレビ、CFなど幅広い分野で活躍。近年の主な出演作として、舞台『幻に心もそぞろ狂おしのわれら将門』『ヴァージニア・ウルフなんかこわくない?』『タンゴ・冬の終わりに』『ロマンス』『どん底』、映画『東京原発』『サヨナラCOLOR』、テレビ『秘太刀馬の骨』『こんにちは、母さん』など。現在、NHKハイビジョン『迷宮美術館』レギュラー司会も努めている。新国立劇場には00年『夜への長い旅路』、02年『櫻の園』、05年『箱根強羅ホテル』に出演。

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