プロフィール

七瀬なつみ(ななせ・なつみ)
舞台、テレビドラマ、映画、CFなど、幅広い分野で活躍。主な舞台に『写楽考』『お父さんの恋』『心中天の網島』『フレンズ』『アンコントロール』などのほか、新国立劇場では『今宵かぎりは・・・』『華々しき一族』『欲望という名の電車』『浮標』に出演し、『屋上庭園/動員挿話』では第40回紀伊國屋演劇賞個人賞、第13回読売演劇大賞優秀女優賞受賞。新国立劇場開場10周年記念フェスティバル公演「三つの悲劇―ギリシャから」シリーズ第2弾『たとえば野に咲く花のように』にも出演。テレビでは『肩ごしの恋人』『アテンションプリーズ』『おみやさん』『田舎で暮らそうよ』『ぽっかぽか』『下町三人娘』などに出演。

神野三鈴(かんの・みすず)
近年は井上ひさし、坂手洋二の新作に連続して出演、好演している。主な舞台に『グリーン・ベンチ』『最後の一人までが全体である』『心と意志』『怒りをこめてふり返れ』『兄おとうと』『太鼓たたいて笛ふいて』『円生と志ん生』『上演されなかった三人姉妹』、ひょうご舞台芸術『ブルックリン・ボーイ』など。他にテレビではCX『Dr.コトー診療所2006』などに出演。

小林 隆(こばやし・たかし)             
1988年から94年の休団まで、劇団東京サンシャインボーイズに所属。『12人の優しい日本人』『彦馬がゆく』『ショウ・マスト・ゴー・オン』『東京サンシャインボーイズの「罠」』などの劇団の代表作に出演。休団後も『巌流島』『橋の上の男』『クラブ・オブ・アリス』『烏賊ホテル』『オケピ!』『最悪な人生のためのガイドブック』『魔法の万年筆』などに出演。この11月からはシアタークリエの杮落とし公演『恐れを知らぬ川上音二郎一座』に出演する。テレビではCX『古畑任三郎』やNHK大河ドラマ『新選組!』、TBS『華麗なる一族』など。

山路和弘(やまじ・かずひろ)
1977年青年座研究所を経て、同劇団に入団。舞台はストレートプレイからミュージカルまで多彩。主な舞台は『盟三五大切』『ビギン・ザ・ビギン』『ファンタスティック』『深川安楽亭』『グリマー・アンド・シャイン』『写楽考』など。最近の舞台に『アンナ・カレーニナ』『マリー・アントワネット M..A..』『宝塚BOYS』など。今年12月にはミュージカル『ハレルヤ!』に出演の予定。新国立劇場では『涙の谷、銀河の丘』『世阿彌』に出演。今年秋よりBBCの人気長寿ドラマ『ドクター・フー』のフー役の吹き替えを担当。

【演出(屋上庭園)】宮田慶子(みやた・けいこ)
演出家。1957年、東京生まれ。学習院大学国文科中退。劇団青年座所属。主な作品として、『MOTHER』『フユヒコ』『エレファント・マン』『サラ』『越路吹雪物語』『紫式部ものがたり』、ブロードウェイ・ミュージカル『ペテン師と詐欺師』、新国立劇場『ディア・ライアー』『美女で野獣』など。青年座公演のほかに、プロデュース公演、商業演劇、ミュージカルなど多くの作品を手がける。この12月には『朱雀家の滅亡』(あうるすぽっと)、来年2月には音楽劇『帰り花』(青年座)を演出する予定。芸術選奨文部大臣新人賞、紀伊國屋演劇賞個人賞、毎日芸術賞千田是也賞、読売演劇大賞最優秀演出家賞など受賞多数。

【演出(動員挿話)】深津篤史(ふかつ・しげふみ)
劇作家・演出家。1967年、兵庫県生まれ。同志社大学院文学研究科修士課程卒。関西で活躍する劇団桃園会主催。NPO大阪現代舞台芸術協会理事長。劇団の作品の作・演出に携わる。主な作品に『うちやまつり』『のたり、のたり』『よぶには、とおい』『熱帯夜』『パラダイス ロスト、ロスト』など。『うちやまつり』において第42回岸田戯曲賞受賞。その他、飛田演劇賞快挙賞、大阪咲くやこの花賞を受賞。本作品にて、第13回読売演劇大賞優秀演出家賞受賞。

【作】岸田國士(きしだ・くにお) 1890−1954
劇作家・小説家・演劇評論家。陸軍士官学校を出て少尉に任官。大正3(1914)年軍籍を離れ東大仏文選科を経てパリ留学、ヴィユー・コロンビエ座で演劇を学ぶ。大正13年処女戯曲『古い玩具』を発表。以後『チロルの秋』『牛山ホテル』など。昭和12(1937)年、久保田万太郎、岩田豊雄と文学座を創設。戦後は「文学立体化運動」を提唱、「雲の会」を結成。昭和29年文学座の『どん底』演出中に急逝。女優の故岸田今日子は次女。

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