オペラ研修所試演会『2つのロメオとジュリエット』稽古場たより②井上大聞
オペラ研修所の今年の試演会は『2つのロメオとジュリエット』。
4月に入所したばかりの21期生のうち2人目にご紹介しますのは、『カプレーティ家とモンテッキ家』カペッリオ役、
『ロメオとジュリエット』パリス役、グレゴーリオ役の井上大聞(バリトン)です。
井上大聞(INOUE Tamon)
京都府出身。京都市立京都堀川音楽高校63期卒業。
東京藝術大学音楽学部声楽専攻卒業、卒業時に同声会賞を受賞し、同声会新人演奏会に出演。
同大学院音楽研究科声楽専攻修了。大学院在学中に、2017年度モーニング・コンサート第10回に出演。
京都芸術祭音楽部門に於いて、第29回では京都芸術祭市長賞を、第30回では新人賞及び聴衆賞を受賞。
杉並区民オペラ第13回公演"道化師"にシルヴィオ役として出演。
これまでに小木谷好美、寺谷千枝子、甲斐栄次郎の各氏に師事。
【研修生より皆さまへ】
今回の試演会では、同じ題材を使用した2つのオペラを演奏いたします。
作曲家の出身や使用された戯曲の違いにより「ロメオとジュリエット」と「カプレーティ家とモンテッキ家」に登場する人物達では、性格や思想がやや異なります。
これによって、同じ題材でありながらも全く別の作品にも感じられます。
この2つの異なる作品のそれぞれの魅力を引き出せるよう、日々稽古に励んでおります。
稽古の様子
今回、『ロメオとジュリエット』では決闘のシーンがあるため、通常は夏期・春期などの期間に集中して行っている殺陣指導を、試演会に向けて行っています。
道具を使った立ち回りは難しいですが、講師のお手本に近づけるよう、稽古を積んでいます。
オペラ研修所試演会『2つのロメオとジュリエット』稽古場たより、次回の更新は6月13日(水)の予定です。
今週には衣裳合わせが予定されています。
着々と本番への準備の進む稽古場の様子をお伝えいたします。どうぞお楽しみに!