研修所ニュース

オペラ研修生による日本舞踊研修発表を行いました!

目白の花柳千代舞踊研究所にて、オペラ研修生15名による日本舞踊研修発表をおこないました。オペラ研修所の授業では身体表現の基礎を身につける作法のひとつとして、日本舞踊の稽古を取り入れています。オペラの作品はイタリアやドイツ、フランスなどの欧米ものだけでなく、『夕鶴』や『蝶々夫人』といった日本を舞台にしたオペラの作品もオペラ歌手にとっては重要な演じどころになってきます。この3年の研修のなかで、多くのことを吸収し身につけて、世界で羽ばたける歌手となるよう研修所長の思いが込められています。

この日の発表では、としま未来文化財団の関係者や研修所講師ほか、研修生のご両親も見守るなか、日本舞踊の基礎である目と首と肩の動き、女役の歩き、男役の歩き、扇子の持ち方からはじまり、16期生(3年次)が『六段』と『黒田節』を、17期生(2年次)が今秋にミラノ・スカラ座アカデミーにて披露した『荒城の月』と『さくらさくら』を披露しました。

全員での『ひらいたひらいた』扇子を使って
16期生による『六段』

16期生による『黒田節』
17期生と永井所長によるミラノで披露した『さくらさくら』