「蝶々夫人」ピンカートン役 リッカルド・マッシ 最新インタビュー

「蝶々夫人」ピンカートン役で新国立劇場デビューを飾るのは、リッカルド・マッシ。過去には日本に長期滞在したり、映画のスタントマンとして活躍したりするなど、ユニークな経歴を持つイタリア人テノールです。本日の舞台稽古の直前に行った最新インタビューをお届けします。日本語による動画メッセージもどうぞご覧ください!

―マッシさんは、若いころ日本に滞在されたことがあるそうですね。

M(マッシ) はい。2000年の夏を挟んで、日本に友人たちと半年ほど滞在しました。イタリアと全く異なる文化を体験してみたかったのと、日本の漫画やアニメが大好きだったので。実際来日して日本に魅了されました。表参道のイタリアン・レストランでウェイターのアルバイトもしたんですよ!

―略歴を拝見すると、映画のスタントマンとしても活躍されていたとか!

M 小さい時から武術、特に剣や槍が好きでした。松濤館の空手を子供の頃から習い、ボクシング、ムエタイもやりました。16歳でローマに引っ越してから、剣術-古いスタイルのフェンシングを習い始め、その剣術の先生がスタント・コーディネーターをやっていた関係で、自分もスタントマンとして仕事をするようになりました。

―いつ頃から歌を勉強されていたのですか?

M 父がオペラファンだったこともあり、音楽や歌は小さいころから好きだったのですが、本格的に声楽を勉強したのは、2000年、ちょうど日本から帰ってきてからです。スタントマンを始めいろいろな仕事をして生活費を稼ぎながら、声楽の勉強を続けました。その後、難関のスカラ座アカデミーに入ることができ、オペラ歌手への道が開けました。

―今回のピンカートン役をどのように演じられたいと思われていますか?

M ピンカートンは弱い人間ですが、悪人ではありません。1幕では蝶々さんに対して本物の感情を抱いていたと思います。そして、何よりも、プッチーニの素晴らしい音楽を表現できたらと思っています。





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