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新制作オペラ「椿姫」が初日を迎えました

新制作 オペラ「椿姫」が本日、初日の幕を開けました。

 

ヨーロッパで大絶賛されている演出家ヴァンサン・ブサールが新国立劇場に初登場。指揮者はイヴ・アベルが3回目の登場となりました。

 

演出のブサールが「ヴェルディが本当に描きたかった世界を引き出す」とコンセプトを語った本プロダクションは、鏡面を多用した、非常に視覚的特色のある舞台セットで繰り広げられます。ブサールは「ヴィオレッタをその時代のパリの象徴として描きたいのです」とも語っています。歌詞のテキストを忠実に読み込み、ヴィオレッタ、アルフレード、ジェルモンの人間関係のエッセンスを明確に浮き彫りにした演出となりました。

日本において、これからのグローバル・スタンダードとなる「新たな椿姫の誕生」と言えるでしょう。

 

ベルナルダ・ボブロが期待通りの非常に澄んだ美しい声でアリアを歌い上げ、アントニオ・ポーリが柔らかく明瞭な響きで聴衆を魅了します。アルフレード・ダザは重厚で豊かな響きで苦悩する父親の親心を見事に歌い切りました。アベルの指揮による東京フィルハーモニー交響楽団も、無駄のないエネルギッシュな演奏で舞台を彩り、カーテンコールでは無数の「BRAVO!」が飛び交いました。

 

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また、欧州、アジアの14か国の駐日大使や文化機関代表が観劇なさり、新制作となる本日の舞台を絶賛されました。終演後にはフランス大使が、演出のブサール、美術のヴァンサン・ルメール、衣装スーパーヴァイザーのエリザベット・ド・ソヴェルザックを訪問し、舞台の成功を祝福されました。

 

オペラ「椿姫」は5月26日(火)まで、残り5回の上演です。どうぞこの機会をお見逃しなく。



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オペラ「椿姫」アルフレード役 アントニオ・ポーリ インタビュー

オペラ「椿姫」ヴィオレッタ役 ベルナルダ・ボブロ インタビュー

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(右より)ヴァンサン・ルメール(美術)、エリザベット・ド・ソヴェルザック(衣装スーパーヴァイザー)、
ティエリー・ダナ フランス大使、ヴァンサン・ブサール(演出)

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(左)ディーパ・ゴパラン・ワドゥワ インド大使
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アン・バリントン アイルランド大使、御夫君

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リュック・リーバウト ベルギー大使、令夫人
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(右より)マグヌス・ローバック スウェーデン大使、令夫人、
ヴィオレル・イスティチョアイア・ブドゥラ 欧州連合代表部大使

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マヌ・ヴィルタモ フィンランド大使、令夫人
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ノルマンス・ペンケ ラトビア大使ご家族