新制作オペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」「道化師」が本日初日を迎えました。

ヴェリズモ・オペラの傑作と名高い2作品が、人気演出家ジルベール・デフロによるプロダクションでこのたび新たにオペラパレスにお目見えとなりました。物語の舞台となる南イタリア独特の情緒、宗教的背景をも色濃く映す美しい装置と照明をバックに、愛と嫉妬がもたらす悲劇の顛末がドラマティックに描かれました。

新国立劇場でもおなじみの名テノール、フラッカーロ、迫真の演技が胸に迫るカニオ役のポルタをはじめとする豪華な歌手陣が、イタリア・オペラの名手パルンボの指揮のもと素晴らしい声を響かせ、客席からは大きな拍手が贈られました。

初日には、欧州、アジアの11か国の駐日大使や文化機関代表が観劇され、見ごたえある舞台を満喫されたご様子でした。終演後にはベネズエラ大使御夫妻が、同国出身で「カヴァレリア・ルスティカーナ」にて主役のサントゥッツァを見事に演じたルクレシア・ガルシアの楽屋を訪問し、舞台の成功を祝福されました。

オペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」「道化師」は5月30日まで、残り5回の上演です。どうぞお見逃しなく。

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