プロフィール

【指揮】天沼裕子 
Conductor : Amanuma Yuuko

東京芸術大学音楽学部作曲科卒業後、ドイツ、ハノーファー音楽演劇大学で指揮を学ぶ。1988年、E.v. ベイナム賞を受賞。89年「オーケストラ・アンサンブル金沢」の初代常任指揮者に迎えられる。指揮者として日本、ドイツ、チェコ、ベルギー、フランス、ルーマニア、韓国、モロッコで客演するなど多彩に活躍。2005年よりバイエルン州立ヴュルツブルク音楽大学のオペラ科およびコレペティトゥール科主任教授に就任。
「ラ・カーザ・デルチエロ」熟年音楽家のためのホーム創立委員会を2004年に設立。オペラ作曲家としても活躍中。

【演出】カロリーネ・グルーバー 
Production : Karoline Gruber

オーストリア出身。ウィーン大学において演劇、音楽学、芸術史、哲学を修めた。03年ハンブルグ州立歌劇場でのモンテヴェルディ作曲『ポッペアの戴冠』の演出で、ヨーロッパで最も権威のあるオペラ情報誌「オーパンヴェルト(Opernwelt)」の選ぶ、「年間最高の演出家/プロダクション」部門にノミネートされた。以後、ハンブルグ州立歌劇場には毎年招聘されている。03年には、エアフルト歌劇場のオープニングとして、P.アーデルホルド作曲『マルティン・ルター』(世界初演)を演出。04年にはラモー作曲『ダルダヌス』を演出し、ボン歌劇場にデビュー。同年、ヴェルディ作曲『ナブッコ』、ヘンデル作曲『ジュリアス・シーザー』を演出。05年ハッセ作曲『クレオフィデ』でザクセン州立歌劇場(通称:ドレスデン国立歌劇場)にデビュー。同年、東京二期会のツェムリンスキー作曲『フィレンツェの悲劇』とプッチーニ作曲『ジャンニ・スキッキ』の演出を手がけた。05-06シーズン頭には、プッチーニ作曲『妖精ヴィッリ』(指揮:シモーネ・ヤング)にて、ウィーン国立歌劇場にデビューし、「オーパンヴェルト」誌の「06年最高の演出家/プロダクション」にノミネートされた。08年びわ湖ホール『サロメ』を演出。この作品は、翌年ポルトガル国立サン・カルロス劇場でも上演された。05年から10年までベルリン芸術大学で教鞭をとった後、ライン・ドイツ・オペラ『プラテー』(ラモー)、および東京二期会『ドン・ジョヴァンニ』(ライン・ドイツ・オペラとの共同制作)で成功を収める。13年10月、ミュンヘンのクヴィリエ劇場でヘンデルの『セメレ』上演予定。

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