プロフィール

【指揮】ピエトロ・リッツォ Conductor : Pietro Rizzo
ローマ生まれ。ヴァイオリンを学んだ後、指揮に転向し、1997 年から2000 年までヘルシンキのシベリウス・アカデミーで指揮を学ぶ。00 年から03 年までフィンランド国立歌劇場、03 年から07 年までエッセン・アールト劇場、06 年から09 年までヨーテボリ・オペラの首席指揮者を歴任。これまでにメトロポリタン歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、フィレンツェ歌劇場、スウェーデン王立歌劇場、ウィーン・フォルクスオーパー、ロッシーニ・オペラ・フェスティバル、サヴォンリンナ・オペラ・フェスティバルなどで活躍。『アイーダ』『イル・トロヴァトーレ』『ドン・カルロ』『リゴレット』『蝶々夫人』『ラ・ボエーム』『アンナ・ボレーナ』『チェネレントラ』などをレパートリーとしている。『イル・トロヴァトーレ』が初来日、及び新国立劇場初登場となる。
【演出】:ウルリッヒ・ペータース Production : Ulrich Peters
シュトゥットガルト生まれ。ミュンヘンで演劇と文学、および経営学を学び、博士号を取得。J.P.ポネル、A.エファーディング、K.ラッセル、M.ベジャール、L.ボンディ、K.E.ヘルマン、A.キルヒナー、C.パイマンなどのもとで演出家としての研鑽を積み、1982 年より、オペラ、オペレッタ、ミュージカル、演劇など100 作品近くの演出を手がける。オペラ演出デビューは82 年フライブルクでの『オルミンド』。これまでにシュトゥットガルト、ストラスブール、ミュンヘン、ザルツブルク、ジュネーヴ、ブリュッセルなどで演出を手がける。カイザースラウテルン劇場、カールスルーエ市立劇場の首席演出家、アウグスブルク劇場の総裁などを歴任。2007 年よりミュンヘン・ゲルトナープラッツ劇場の総裁。『イル・トロヴァトーレ』が初来日、及び新国立劇場初登場となる。
【レオノーラ】タマール・イヴェーリ Leonora : Tamar Iveri
グルジア出身。トビリシ音楽院で声楽を学ぶ。1998年ブッセートでの“ヴェルディの声”コンクールで第2位、1999年にはザルツブルクのモーツァルト・コンクールで第1位受賞。
短期間に収めた多くの公演実績には、『ドン・カルロ」(ボン市立歌劇場)、『シモン・ボッカネグラ』(ベルリン・ドイツ・オペラ)、『ラ・ボエーム』(ウィーン国立歌劇場)、『シモン・ボッカネグラ』『ドン・ジョヴァンニ』(英国ロイヤルオペラ)、『オテロ』(ヴェネチアのフェニーチェ歌劇場)などがある。2004年ザルツブルク音楽祭に『コジ・ファン・トゥッテ』の新制作にフィオルディリージ役でデビュー、翌年はメトロポリタンオペラ『ドン・ジョヴァンニ』ドンナ・アンナ役で初登場。その後ヒューストン・オペラに『ファウスト』で、ヴェローナ野外劇場に『ラ・ボエーム』でデビュー。さらにバイエルン州立歌劇場に『エウゲニ・オネーギン』でデビュー。2008年にはパリ・オペラ座に『ドン・カルロ』エリザベッタ役でデビュー後、『イドメネオ』エレットラ、『ラ・ボエーム』 ミミ、『修道女アンジェリカ』タイトルロールなどでも出演。今後も、ウィーン国立歌劇場 『道化師』ネッダ、スカラ座『ルイザ・ミラー』タイトルロールなど多くのオペラ公演に出演を予定している。
日本には2003年ポーランド国立歌劇場、ミラノ・スカラ座の来日公演で、いずれも「オテロ」デズデーモナを歌っている。新国立劇場には2009/2010シーズン開幕公演「オテロ」デズデーモナで初登場。繊細な表現力で、純真さとほとばしる激情を巧みに使い分け、運命に翻弄されるヒロインを熱演、大好評を博した。
【マンリーコ】ヴァルテル・フラッカーロ
Manrico : Walter Fraccaro

イタリアのカステルフランコ生まれ。1994 年にバルセロナのリセウ劇場の『ナブッコ』でオペラデビュー。以来、ミラノ・スカラ座、バイエルン州立歌劇場、ハンブルク州立歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、マドリッドのレアル劇場、メトロポリタン歌劇場、英国ロイヤルオペラなど世界各地の歌劇場に出演。『アイーダ』ラダメス、『仮面舞踏会』リッカルド、『運命の力』ドン・アルヴァーロ、『オテロ』タイトルロール、『イル・トロヴァトーレ』マンリーコ、『ドン・カルロ』タイトルロール、『蝶々夫人』ピンカートン、『トスカ』カヴァラドッシ、『カルメン』ドン・ホセ、『カヴァレリア・ルスティカーナ』トゥリッドゥなど幅広いレパートリーを持つ。新国立劇場には2003 年『アイーダ』ラダメス、08 年『トゥーランドット』カラフに続く3 回目の出演。2011/2012シーズンは『オテロ』タイトルロールにも出演予定。
【ルーナ伯爵】ヴィットリオ・ヴィテッリ
Il Conte di Luna : Vittorio Vitelli

イタリアのアスコリ・ピチェーノ生まれ。1996年にプラシド・ドミンゴ・オペラリア声楽コンクールにおいて優勝後、国際的なキャリアをスタート。プッチーニ、ヴェルディを主なレパートリーとしてフェニーチェ歌劇場、ボローニャ歌劇場、フィレンツェ歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、ニース歌劇場、マドリッドのレアル劇場、ワシントン・オペラ、ウィーンのクラングボーゲン音楽祭、マチェラータ音楽祭などヨーロッパを中心に活躍。主なレパートリーとして、『ラ・ボエーム』マルチェッロ、『マノン・レスコー』レスコー、『オテロ』イアーゴ、『イル・トロヴァトーレ』ルーナ伯爵、『椿姫』ジェルモン、『シモン・ボッカネグラ』タイトルロールなど幅広く、一流指揮者や演出家との共演を重ねている。最近では2009/2010シーズンに、ライプツィヒ歌劇場『マノン・レスコー』レスコー、バルセロナのリセウ歌劇場『イル・トロヴァトーレ』(新制作)ルーナ伯爵、ブレゲンツ音楽祭『アイーダ』(新制作)アモナズロなどに出演。リセウ歌劇場には2010/2011シーズン『カヴァレリア・ルスティカーナ』アルフィオ、『道化師』トニオに出演。2014年には「トスカ」(新制作)スカルピアで出演予定。新国立劇場初登場。
【アズチェーナ】アンドレア・ウルブリッヒ
Azucena : Andrea Edina Ulbrich

ブダペスト生まれ。ピアノを学んだ後、フランツ・リスト音楽院で声楽を学ぶ。1996 年にライン・ドイツ・オペラと契約。これまでに、ウィーン、ベルリン、ドレスデン、パリ、アムステルダム、ブリュッセル、アントワープ、ヴェローナなどヨーロッパ各地でオペラやコンサートに出演。『皇帝ティートの慈悲』セクストゥス、『コジ・ファン・トゥッテ』ドラベッラ、『フィガロの結婚』ケルビーノ、『アイーダ』アムネリス、『ドン・カルロ』エボリ公女、『イル・トロヴァトーレ』アズチェーナ、『ナブッコ』フェネーナ、『蝶々夫人』スズキ、『ばらの騎士』オクタヴィアン、『ナクソス島のアリアドネ』作曲家、『エウゲニ・オネーギン』オルガなど幅広いレパートリーを持つ。今後の予定としては、2011年にヴァチカンで『聖エリザベートの物語』、12年にトゥールーズで『イル・トロヴァトーレ』アズチェーナなどがある。新国立劇場初登場。
【フェルランド】妻屋秀和
Ferrando : Tsumaya Hidekazu

東京藝術大学卒業、同大学院オペラ科修了。1994 年から2001 年までライプツィヒ歌劇場、02年よりワイマールのドイツ国民劇場の専属歌手。今までに、ベルリン・ドイツ・オペラ、ベルリン州立歌劇場、デュッセルドルフ歌劇場、スコティッシュ・オペラなどに出演。主なレパートリーには『魔笛』ザラストロ、『トゥーランドット』ティムール、『ドン・カルロ』フィリッポ二世、『エウゲニ・オネーギン』グレーミン公、『さまよえるオランダ人』ダーラント、『ばらの騎士』オックス男爵などがある。新国立劇場には『アイーダ』『ファルスタッフ』『フィガロの結婚』『ドン・ジョヴァンニ』『ラインの黄金』『ジークフリート』『ムツェンスク郡のマクベス夫人』『オテロ』『ヴォツェック』『アラベッラ』など多数出演している。2011/2012シーズンは『ラ・ボエーム』コッリーネ、『ドン・ジョヴァンニ』騎士長にも出演予定。藤原歌劇団団員。

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