平成22年度 新国立劇場 高校生のためのオペラ鑑賞教室
カルメン

  • Georges Bizet:Carmen
    ジョルジュ・ビゼー/全3幕
    【フランス語上演/字幕付】

    公演ちらし拡大はこちら (全ページご覧いただけます)

  • オペラ劇場
  • 公演日程

    公演日程

2007年初演のプロダクション。同年9月演劇芸術監督に就任した鵜山仁が新国立劇場オペラ初演出となった人気作品です。『カルメン』の演出について、「これは観る人の欲望が絵に描いたように実現するオペラです。ホセとカルメンの愛のピーク、“生(性)の究極が死に通ずる”クライマックスに至るまで、とにかく楽しみ満載のオペラですが、それらを描き切るために、フラメンコや闘牛士といったスペイン風俗など、視覚的な要素もふんだんに取り入れて、この絢爛たるドラマ、客席の皆様に“しゃぶり尽くして”いただければと願っています」と語りました。

〈新国立劇場 高校生のためのオペラ鑑賞教室〉
「新国立劇場 高校生のためのオペラ鑑賞教室」は、現代舞台芸術の一層の普及をめざす新国立劇場が、次の世代を担う青少年に優れた本物の芸術を鑑賞する機会として平成10年度より毎年開催しています。高校生に、一般のお客様と全く同じスタイルで名作オペラを全曲鑑賞していただくという新国立劇場独自のコンセプトが大変ご好評をいただいております。
新国立劇場では12回目の実施となる2009年(平成21年)7月の『トスカ』公演では、山梨県、栃木県を含む首都圏を中心とした高校生が集まりました。来場者の86.3%がオペラ鑑賞初体験、68.4%が作品のタイトルすら知らないというアンケート結果でしたが、幕が開くとざわついた劇場内はたちまち静まりかえり、ドラマチックなストーリー展開と情熱的な音楽にあふれるプッチーニの名作を体感していました。
平成20年度からは新たに関西公演がスタート、2年連続で不朽の名作『蝶々夫人』を上演しました。1年間で東京公演、関西公演あわせて1万3千人を超す高校生が「本物の総合芸術」である新国立劇場のオペラ鑑賞教室でオペラデビューを果たしています。
【助成】
財団法人 ローム ミュージック ファンデーション
【協賛】
ローム株式会社
株式会社損害保険ジャパン