プロフィール

【指 揮】ウルフ・シルマー Conductor : Ulf Schirmer
ドイツのエッシェンハウゼン生まれ。ハンブルク音楽大学でホルスト・シュタイン、クリストフ・フォン・ドホナーニ、ジェルジ・リゲティの各氏に師事。ウィーン国立歌劇場、ミラノ・スカラ座、パリ・オペラ座、ベルリン・ドイツ・オペラ、ザルツブルク音楽祭、ブレゲンツ音楽祭などで指揮。2009年8月より、ライプツィヒ歌劇場の音楽監督を務めている。
オペラのみならず、オペレッタ、映画音楽など幅広いレパートリーを持ち、世界各地の著名なオーケストラの指揮で活躍。ハンブルク演劇アカデミーで、音楽分析と音楽ドラマトゥルギーを教えている。新国立劇場には03年『フィガロの結婚』、04年『エレクトラ』、07年『西部の娘』に続き4度目の登場となる。

【演出・美術・照明】フィリップ・アルロー Production, Scenery, Lighting Design : Philippe Arlaud
パリ生まれ。ストラスブール国立劇場演劇大学で演出、舞台美術、美術史を学ぶ。これまでにパリ・オペラ座、ウィーン国立歌劇場、ミラノ・スカラ座、ベルリン・ドイツ・オペラ、マリインスキー劇場といった世界の一流歌劇場や、ブレゲンツ、スポレートなどの音楽祭で『ドン・ジョヴァンニ』『チェネレントラ』『トリスタンとイゾルデ』『影のない女』『ルサルカ』などの演出、舞台美術、照明を手がける。2002年から07年までバイロイト音楽祭で『タンホイザー』を演出。新国立劇場では03年『ホフマン物語』演出・美術・照明を担当。“光の魔術師”の異名にたがわぬ鮮烈な視覚効果で、作品の幻想性を浮き彫りにした。05年『アンドレア・シェニエ』に続く3作目の新演出。

【衣 裳】森 英恵 Costume Design : Mori Hanae
島根県出身。1950年から60年代にわたって多くの日本映画衣裳を担当。65年ニューヨークで初の海外コレクションを発表、77年からパリ・オートクチュール組合に属する唯一の東洋人として活動を展開した。オペラやバレエ、創作能、新作歌舞伎などの舞台衣裳も手がける。現在は「森英恵ファッション文化財団」を設立し、若手の育成にも力を注ぐ。朝日賞、紫綬褒章、東京都文化賞、文化勲章、レジオン・ドヌール勲章オフィシエ、毎日ファッション大賞特別賞など。著書に「ファッション―蝶は国境をこえる」「HANAE MORI STYLE」など。東京女子大卒。新国立劇場初登場。

アラベッラ:ミヒャエラ・カウネ Arabella : Michaela Kaune
ハンブルク生まれ。1997年よりベルリン・ドイツ・オペラに所属。ザクセン州立歌劇場、パリ・オペラ座、バイエルン州立歌劇場、ザルツブルク音楽祭、バイロイト音楽祭などに出演。『カルメン』ミカエラ、『魔弾の射手』アガーテ、『フィガロの結婚』伯爵夫人、『ニュルンベルクのマイスタージンガー』エーファ、『アラベッラ』タイトルロール、『ルサルカ』タイトルロール、『ばらの騎士』元帥夫人などを歌っている。今後は、バイロイト音楽祭でエーファ、ベルリン・ドイツ・オペラで元帥夫人、『オテロ』デズデーモナなど、バイエルン州立歌劇場とウィーン国立歌劇場で『こうもり』ロザリンデ、ジュネーヴ歌劇場で『ワルキューレ』ジークリンデなどに出演予定。新国立劇場初登場。

ズデンカ:アグネーテ・ムンク・ラスムッセン Zdenka : Agnete Munk Rasmussen
コペンハーゲン生まれ。同市の王立音楽アカデミーに学ぶ。これまでにザクセン州立歌劇場、バイエルン州立歌劇場、ベルリン・コーミッシェ・オーパーの他、シュトゥットガルト、ライプツィヒなどに出演。『ばらの騎士』ゾフィー、『アラベッラ』ズデンカ、『ナクソス島のアリアドネ』ツェルビネッタ、『魔笛』夜の女王、『ラインの黄金』ヴォークリンデ、『こうもり』アデーレ、『ラ・ボエーム』ムゼッタなどを歌っている。2009/2010シーズンは、デンマークのオーフスで『椿姫』ヴィオレッタのロールデビュー、デンマーク王立歌劇場で『魔笛』夜の女王を予定している。新国立劇場初登場。

マンドリカ:トーマス・ヨハネス・マイヤー Mandryka : Thomas Johannes Mayer
ドイツ生まれ。ケルン音楽大学で声楽をリゼロッテ・ハンメスとクルト・モルに師事。ミラノ・スカラ座、バイエルン州立歌劇場、パリ・オペラ座、ハンブルク州立歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、ベルリン・コーミッシェ・オーパー、ブレゲンツ音楽祭などに出演。『ワルキューレ』ヴォータン、『ジークフリート』さすらい人、『ドン・ジョヴァンニ』と『ヴォツェック』のタイトルロール、『ドン・カルロ』ロドリーゴ、『アラベッラ』マンドリカ、『サロメ』ヨハナーン、『魔弾の射手』カスパールなどを歌っている。今後は、パリ・オペラ座『ワルキューレ』ヴォータン、2010年ザルツブルク音楽祭『ルル』猛獣遣いなどを予定。09年に新国立劇場に『ヴォツェック』タイトルロールで登場、大好評を博す。

マッテオ:オリヴァー・リンゲルハーン Matteo : Oliver Ringelhahn
オーストリア生まれ。ウィーン音楽大学に学ぶ。これまでにザクセン州立歌劇場、ハンブルク州立歌劇場、ザルツブルク音楽祭、ルツェルン音楽祭、ウィーン・フォルクスオーパー、アン・デア・ウィーン劇場などに出演。『アラベッラ』マッテオ、『ニュルンベルクのマイスタージンガー』ダーヴィット、『フィデリオ』ヤッキーノ、『こうもり』アルフレード、『ヴォツェック』アンドレス、『魔笛』モノスタトス、『ばらの騎士』ヴァルツァッキ、『ナクソス島のアリアドネ』舞踏教師などを歌っている。2010年にはネザーランド・オペラ『さまよえるオランダ人』舵手に出演予定。新国立劇場初登場。

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