プロフィール

【指 揮】パオロ・オルミ Conductor : Paolo Olmi
1999年『仮面舞踏会』、2001年『ナブッコ』、02年『ルチア』につづいて4回目の新国立劇場の登場となる。
ローマでマッシモ・プラデッラとフランコ・フェラーラのもとで指揮を学ぶ。1986年にボローニャ歌劇場でオペラ指揮者としてデビュー。その後、ミラノ・スカラ座、ローマ歌劇場、フェニーチェ歌劇場、バイエルン州立歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、英国ロイヤルオペラ、ザクセン州立歌劇場(ドレスデン・ゼンパー・オペラ)、ブエノスアイレスのコロン劇場など世界各地で活躍。06年よりナンシー国立歌劇場と同交響楽団の音楽監督を務めている。

【演 出】チェーザレ・リエヴィ Production : Cesare Lievi
1952年イタリアのブレシア・ガルニャーノ生まれ。イタリア、ドイツ、オーストリアで80年代に舞台演出家として成功を果たす。ゲーテ、フォン・クライスト、ホーフマンスタール、チェーホフ、アーサー・ミラーなど、外国作家の劇作を意欲的にイタリア国内外で上演しつづけた。なかでもゲオルク・トラークル作の『青ひげ』が84年にヴェネツィア・ビエンナーレにて大成功を収めた事は特筆に価する。また、オペラにおいては91年ミラノ・スカラ座にてシーズンオープニングの『パルジファル』、95年ウィーン国立歌劇場『ジェズアルド』、97年メトロポリタン歌劇場『チェネレントラ』、ベルリン州立歌劇場『マノン』、モデナ市立劇場『放蕩者のなりゆき』、レッジョ・エミリア市立劇場『ピーター・グライムス』、カターニャ・ベリーニ劇場『ラインの黄金』『ワルキューレ』、そしてチューリヒ歌劇場には90年代より継続的に招かれ『妖精ヴィッリ』『道化師』『シチリア島の夕べの祈り』『スティッフェーリオ』『二人のフォスカリ』『ジュリアス・シーザー』『アルジェのイタリア女』などを演出している。受賞歴では2008年度演劇批評家賞・最優秀作品賞を『1人と、もう1人』(ボート・シュトラウス作)で受賞(ブレシア・サンタ・キアーラ劇場)している。新国立劇場初登場。

アディーナ:タチアナ・リスニック Adina : Tatiana Lisnic
イタリア・クルイ音楽アカデミーで学び、ウィーンのヘルベルト・フォン・カラヤン・スカラーシップの奨学生となる。2001年にリッカルド・ムーティ指揮『フィガロの結婚』スザンナでミラノ・スカラ座にデビュー。その後はフィレンツェ・テアトロ・コムナーレ、ブリュッセル・モネ劇場、英国ロイヤルオペラ、ベルリン州立歌劇場などに出演。03年からはウィーン国立歌劇場と客演出演契約を結んでいる。『愛の妙薬』アディーナ、『フィガロの結婚』スザンナ、『ドン・ジョヴァンニ』ツェルリーナ、『椿姫』ヴィオレッタを主なレパートリーとして出演を重ねている。新国立劇場初登場。

ネモリーノ:ジョセフ・カレヤ Nemorino : Joseph Calleja
1978年、マルタ生まれ。マルタのデ・ラ・サル・カレッジで学ぶ。マルタ国立歌劇場においてオペラ・デビューを果たす。これまでにワシントン・オペラ、トリノ歌劇場、ザクセン州立歌劇場(ドレスデン・ゼンパー・オペラ)、ブリュッセル・モネ劇場、ボローニャ歌劇場、英国ロイヤルオペラ、ハンブルク州立歌劇場、チューリヒ歌劇場など世界各地で活躍。『セビリアの理髪師』、『リゴレット』、『椿姫』、『ラ・ボエーム』、『愛の妙薬』、『マクベス』、『ファルスタッフ』などをレパートリーとする。2009年3月にはメトロポリタン歌劇場において本役で出演することが決定している。新国立劇場初登場。

ドゥルカマーラ:ブルーノ・デ・シモーネ Dulcamara : Bruno De Simone
2009年『チェネレントラ』(予定)に続いて、2回目の新国立劇場登場となる。
ナポリ生まれ。大学終了後、セスト・ブルスカンティーニ氏に師事し声楽を学び始める。国内外の様々なコンクールで受賞し、高い評価を得る。1980年にスポレート歌劇場でデビューした後、1700〜1800年代のドラマ・ジョコーソとオペラ・ブッファ、特にドニゼッティとロッシーニのレパートリーの理想的な歌手として頭角を現す。ミラノ・スカラ座、ペーザロ・ロッシーニ・フェスティバル、フィレンツェ五月祭、トリノ王立劇場など、イタリア国内外の主要な劇場や音楽祭に定期的に招聘され、芸術性の高さで称賛を浴びる。主要なレパートリーとて本役、そしてロッシーニ作品では、『セビリアの理髪師』ドン・バルトロ、『チェネレントラ』ドン・マニフィコ、『アルジェのイタリア女』タッデーオ、『オリー伯爵』ランボー、『絹のはしご』ジェルマーノ、『試金石』パクーヴィオ、『マティルデ・ディ・シャブラン』詩人イシドーロが挙げられる。

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