プロフィール

【指 揮】ダン・エッティンガー Conductor : Dan Ettinger
2004年、07年『ファルスタッフ』、05年『コジ・ファン・トゥッテ』、06年『イドメネオ』、08年『魔弾の射手』、09年『ラインの黄金』『ワルキューレ』(予定)に続いての新国立劇場登場。
ニュー・イスラエル・オペラ常任指揮者を務めた後、2003/2004シーズンからベルリン州立歌劇場首席指揮者兼音楽監督助手に就任。(同劇場の音楽監督は、ダニエル・バレンボイムである。)これまでに、劇場主席指揮者しての活動により多くのオペラをレパートリーとしている。特に近年は、ワーグナー作品、ヴェルディ作品の活躍が目覚しい。次世代を担うオペラ指揮者として、世界中が注目している。
日本においては、初来日の04年『ファルスタッフ』で新国立劇場にデビュー。その後、数回の来日においてその実力は日本中に知れ渡っている。このたび、待望の本プロダクション・レパートリー公演において、その手腕が大いに期待されている。
2009/2010シーズンよりマンハイム歌劇場の音楽監督(GMD)に就任する事が予定されている。

ジークフリート:クリスティアン・フランツ Siegfried : Christian Franz
2003年『ジークフリート』、04年『神々の黄昏』、06年『道化師』カニオに続いての新国立劇場登場となる。
ミュンヘン生まれ。ミュンヘン音楽大学を卒業。1991年に弱冠23歳で歌劇場と契約して『魔弾の射手』マックスでオペラ・デビュー。99年にダニエル・バレンボイムの招聘に応じてベルリン州立歌劇場に出演。その後の活躍は目覚ましく、ワーグナー作品、特に楽劇『ニーべルングの指環』ジークフリートをレパートリーとして出演。世界的ヘルデン・テノールとして活躍している。近年はバイロイト音楽祭、ウィーン国立歌劇場、ケルン歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラなどに出演している。09年にはメトロポリタン歌劇場においてデビューが決定している。現在、世界で最も活躍しているヘルデン・テノールが待望の再登場を遂げる。

ブリュンヒルデ:イレーネ・テオリン Brünnhilde : Iréne Theorin
コペンハーゲンの王立オペラ・スクールに学ぶ。デンマーク王立歌劇場のメンバーとなり多くのレパートリーで活躍。近年の活躍は目覚しく、楽劇『ニーべルングの指環』ブリュンヒルデ、『トゥーランドット』タイトルロール、『トリスタンとイゾルデ』イゾルデを主なレパートリーとしてヨーロッパを中心に活躍。特に2008年バイロイト音楽祭においての『トリスタンとイゾルデ』イゾルデは劇的な成功を収め、世界中にワーグナー歌手としてその名を轟かせた。同年に新国立劇場において『トゥーランドット』タイトルロールに出演。その強靭な美声は6回公演いずれにおいても満席の客席に大きなインパクトを残した。そして10年、彼女が最も得意とする楽劇『ニーべルングの指環』ブリュンヒルデで新国立劇場に再登場する。

ハーゲン:ダニエル・スメギ Hagen : Daniel Sumegi
オーストラリア生まれ。1991年にアメリカ・デビューを飾って以来、メトロポリタン歌劇場、サンフランシスコ・オペラ、英国ロイヤルオペラ、パリ・オペラ座、ハンブルク州立歌劇場、ワシントン・オペラ、ケルン歌劇場など世界各地の主要歌劇場で活躍。『セビリアの理髪師』『ラ・ボエーム』『イル・トロヴァトーレ』『アイーダ』『フィデリオ』『ばらの騎士』『サロメ』『さまよえるオランダ人』『タンホイザー』『パルジファル』など80演目を越えるレパートリーを誇る。
今後の予定としては、09年シアトル・オペラにおいて楽劇『ニーべルングの指環』に出演が予定されている。新国立劇場初登場。

グンター:アレクサンダー・マルコ=ブルメスター Gunther : Alexander Marco-Buhrmester
2001年にバイロイト音楽祭に『ニュルンベルクのマイスタージンガー』コンラート・ナハティガルでデビューして以来、同音楽祭には『タンホイザー』ラインマル、『パルジファル』アンフォルタス、『神々の黄昏』グンター、『トリスタンとイゾルデ』メロートなどでたびたび出演しており、ワーグナー・バリトンとして定評がある。また、これまでにフランクフルト州立歌劇場、パリ・オペラ座、マドリッド・レアル歌劇場、ベルリン州立歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、ベルリン・コーミッシェ・オーパーなどに出演。ワーグナーのほかにも、『椿姫』ジェルモン、『セビリアの理髪師』フィガロ、『イル・トロヴァトーレ』ルーナ伯爵、『ドン・カルロ』ロドリーゴ、『ナブッコ』タイトルロールなどをレパートリーとしている。新国立劇場初登場。

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