チェネレントラ

  • 2008/2009シーズン
  • 2008/2009 Season Opera
    [New Production]
    G.Rossini:LA CENERENTOLA
    G.ロッシーニ/全2幕【イタリア語上演/字幕付】
  • オペラ劇場

歌手陣は、世界のロッシーニ歌いをキャスティングしました。アンジェリーナ役でヴェッセリーナ・カサロヴァが新国立劇場にいよいよ初登場。そして、大絶賛を博した2002年『セビリアの理髪師』に出演したアントニーノ・シラグーザがドン・ラミーロ役、ロベルト・デ・カンディアがダンディーニ役で待望の再登場です。また、ドン・マニフィコ役にブルーノ・デ・シモーネが新国立劇場初登場。指揮者は、英国ロイヤルオペラでミュージック・ヘッドを務めるデイヴィッド・サイラス。ジャン=ピエール・ポネルによるバイエルン州立歌劇場の名プロダクションの上演になります。

ものがたり

【第1幕】男爵ドン・マニーフィコ(B)の屋敷。クロリンダ(S)とティスベ(Ms)の継姉2人を世話するアンジェリーナ(チェネレントラ)(Ms)は、物乞いの男に水と食べ物を与える。彼は実は王子ラミーロ(T)の家庭教師アリドーロ(B)である。従者に扮した王子が屋敷に入り込み、アンジェリーナと一目で恋に落ちる。一方、王子の従者ダンディーニ(Br)が王子に成りすまして現れ、姉娘たちを城の舞踏会に招く。アンジェリーナも行きたがるが継父マニーフィコが拒む。城の大広間では姉娘2人がダンディーニを取り合うが、突然現れた絶世の美女(実はアンジェリーナ)に皆が驚く。
【第2幕】城の中。王子姿のダンディーニが出てきてアンジェリーナに求愛するが、彼女は「従者の方を愛しています」と語る。その言葉を耳にしたラミーロは、早速出てきて求婚する。すると、彼女は腕輪を差し出し、「これで探して下さい」と告げて姿を消す。屋敷では、男爵と姉娘たちがアンジェリーナに八つ当たりする。外は嵐になり、馬車が転覆、乗っていたダンディーニが屋敷を訪れる。王子も次いで現れ、アンジェリーナを見つけて城に連れ帰る。王宮では、幸せを手にした彼女が父や姉たちを許し、フィナーレの大アリア〈悲しみと涙に生まれ育ち〉を歌って幕となる。