プロフィール

【指 揮】カルロ・モンタナーロ  Conductor : Carlo Montanaro
イタリア生まれ。フィレンツェのケルビーニ音楽院を卒業し、1991年にフィレンツェ五月音楽祭管弦楽団でヴァイオリン奏者として音楽の道を歩み始める。その後、ウィーンで指揮のクラスを受講し、指揮活動をするかたわら、さらにウィーン音楽大学でレオポルト・ハーガーに師事して研鑽を積む。2001年にフィレンツェ歌劇場にデビュー。以来、ローマ歌劇場、パレルモ・マッシモ歌劇場、ヴェローナ野外劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、トリエステ・ヴェルディ歌劇場、イスラエル・オペラなどで指揮をしている。新国立劇場初登場。

蝶々夫人:カリーネ・ババジャニアン  Madama Butterfly : Karine Babajanyan
アルメニア生まれ。イエレヴァンの国立音楽院で声楽を学ぶ。アルメニア国立歌劇場のメンバーとして、『オテロ』デズデーモナ『道化師』ネッダ、『カヴァレリア・ルスティカーナ』サントゥッツァ、『イル・トロヴァトーレ』レオノーラなどを歌う。
コンクール優勝経験を経て、ドイツに移住し、コブレンツ歌劇場を皮切りに、ザールブリュッケン、ヴィースバーデン、ハノーファー、フランクフルトとドイツ各地に登場し、『蝶々夫人』タイトルロールなどを歌う。以来、シュトゥットガルト、オスロ、バーゼルなど各地で活躍し、2003年秋から07年までシュトゥットガルト歌劇場のアンサンブル・メンバーとして『ラ・ボエーム』ミミ、『ドン・ジョヴァンニ』ドンナ・エルヴィーラ、『フィガロの結婚』伯爵夫人、『コジ・ファン・トゥッテ』フィオルディリージとさらにレパートリーを広げる。なかでも蝶々夫人は、重要なレパートリーである。新国立劇場初登場。

ピンカートン:マッシミリアーノ・ピサピア  Pinkerton : Massimiliano Pisapia
トリノ生まれ。フランコ・コレッリに師事。2001年にコンクールに優勝した後、ミラノ・スカラ座、パレルモ・マッシモ歌劇場、ヴェローナ野外劇場、トリノ歌劇場、トリエステ・ヴェルディ歌劇場、フィレンツェ五月音楽祭など主にイタリアの歌劇場で活躍。『ラ・ボエーム』ロドルフォ、『仮面舞踏会』リッカルド、『愛の妙薬』ネモリーノ、『シモン・ボッカネグラ』ガブリエーレ・アドルノ、『椿姫』アルフレード、『ロベルト・デヴェリュー』タイトルロールなどを歌っている。『蝶々夫人』ピンカートンは、デビューの際に歌った得意のレパートである。新国立劇場初登場。

シャープレス:アレス・イェニス  Sharpless : Ales Jenis
1977年スロヴァキアのブラチスラヴァ生まれ。4年間ピアノを学んだ後、98年からブラチスラヴァ音楽院で声楽を学ぶ。2001年に卒業後、プラハ国立歌劇場で『魔笛』パパゲーノと、『カルメン』モラレスに抜擢され、同劇場では『道化師』シルヴィオ、『ラ・ボエーム』ショナールも歌う。その後は、ジュネーヴ大劇場、サンティアゴ・テアトロ・ムニシパル、ベルリン・ドイツ・オペラ、ウィーン・フォルクスオーパー、ウィーン芸術週間、オランダ音楽祭、エクサンプロヴァンス音楽祭などで『死の家から』『蝶々夫人』『ローエングリン』など幅広いレパートリーを誇る。新国立劇場初登場。

スズキ:大林智子  Suzuki : Obayashi Tomoko
2001年『ラインの黄金』フロスヒルデ、02年『ワルキューレ』ワルトラウテ、04年『神々の黄昏』フロスヒルデ、07年『蝶々夫人』スズキ、『ファルスタッフ』ページ夫人メグ等、新国立劇場には多数出演している。
東京芸術大学卒業、同大学大学院修了。二期会オペラ・スタジオ第31期修了。86年日伊声楽コンソルソ入賞、二期会公演『ワルキューレ』のグリムゲルデ役でデビュー。その後『ヘンゼルとグレーテル』ヘンゼル等に出演。「戴冠ミサ」「第九」などのソリストとしても活躍し、NHK交響楽団定期公演『エレクトラ』などに出演している。二期会会員。

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