ドン・ジョヴァンニ

  • 2008/2009シーズン
  • 2008/2009 Season Opera
    [New Production]
    W.A.Mozart:DON GIOVANNI
    W.A.モーツァルト/全2幕【イタリア語上演/字幕付】
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  • オペラ劇場

指揮者に新進気鋭のコンスタンティン・トリンクスを起用。演出家に分かり易く説得力がある作品解釈で定評のある、グリシャ・アサガロフが3回目の新国立劇場登場。ドン・ジョヴァンニ役に、2007年4月に『西部の娘』ジャック・ランス役で絶賛を博したルチオ・ガッロが再登場。ドンナ・アンナ役にエレーナ・モシュク(08年『椿姫』ヴィオレッタ役)、ドン・オッターヴィオ役にホアン・ホセ・ロペラ、ドンナ・エルヴィーラ役にアガ・ミコライと非常にバランスの良い配役で上演いたします。

ものがたり

【第1幕】騎士長の家。忍び込んだ好色の騎士ドン・ジョヴァンニ(Br)がドンナ・アンナ(S)ともみ合い、父の騎士長が刃に斃れる。彼女の許婚ドン・オッターヴィオ(T)が復讐を誓う。騎士の従者レポレッロ(B)は、主人が捨てた女ドンナ・エルヴィーラ(S)をアリア〈カタログの唄〉で言いくるめる。広場でマゼット(B)と踊るツェリーナ(S)を見かけた騎士は、彼女に食指を動かすが、エルヴィーラが割って入る。そこにアンナたちが通りかかると、エルヴィーラがまたもや現れて騎士をなじる。そのやりとりから、アンナは、彼こそ父を殺した男と気づく。自邸で騎士は宴を開き、仮面姿のアンナたちを招き入れる。ツェルリーナをものにしようとした彼は、失敗し、従者に罪をなすり付ける。一同に詰め寄られた2人は、その場を逃げ出す。
【第2幕】主従は衣服を取り替えて行動し、マゼットは、従者姿のドン・ジョヴァンニにひどく痛めつけられる。人々に囲まれたレポレッロは、正体を明かして逃げ出す。墓地内の騎士長の石像に、「晩餐に招きたい」とドン・ジョヴァンニが声をかける。夕食を摂る彼の前にその石像が現れるが、悔い改めぬ騎士は、業火に引きずり込まれてしまう。レポレッロが悪者の最期を語り、一同が頷いて幕となる。