カルメン

  • 2007/2008シーズン
  • 2007/2008 Season Opera
    [New Production]
    G.Bizet:CARMEN
    G.ビゼー/全3幕
    【フランス語上演/字幕付】
  • オペラ劇場

自由を求めて生きる女カルメン。
運命の女(ファムファタール)の愛に捕らわれた男。

「ハバネラ」「闘牛士の歌」などの名曲で知られるフランス・オペラ。初演(1875年)当時、オペラ花盛りのパリで、主人公のジプシー女工が、男を誘惑した挙げ句に殺されるこの作品は、オペラ界の大スキャンダルとの反響を得ました。今回カルメンを演じるマドリッド生まれのモンティエルは、カルメン役を主なレパートリーとして世界中で活躍しています。新国立劇場での好演で多くのファンを獲得した大村博美のミカエラにも期待が高まる新演出作品です。

ものがたり

セビリアの煙草工場で働くジプシーの美女カルメンが伍長のドン・ホセに興味を抱き、誘惑する。彼にはミカエラという許婚がいたが、カルメンの魅力と誘惑に負けジプシーの密輸団の一員となる。カルメンのホセへの愛は続かず、花形闘牛士エスカミーリョにのりかえる。ホセの母危篤の報を持って現れたミカエラとともに、ホセは密輸団を離れる。しかし闘牛場でカルメンを待ち伏せしてよりを戻そうと懇願するがきっぱりと拒絶され、逆上したホセは短剣でカルメンの胸を突く。