プロフィール

【指 揮】若杉 弘  Conductor : Wakasugi Hiroshi
1997年新国立劇場開場記念公演『ローエングリン』、98年『アラベッラ』、2000年『サロメ』、03年『光』『アラベッラ』、04年『椿姫』、07年『蝶々夫人』、08年『黒船―夜明け』に続いて、9回目の新国立劇場登場となる。東京芸術大学指揮科卒、卒業と同時にNHK交響楽団指揮研究員となり、読売日本交響楽団常任指揮者、ケルン放送交響楽団首席指揮者、ダルムシュタット歌劇場、ドルトムント歌劇場を経て、ライン・ドイツ・オペラ音楽総監督(GMD)、ドレスデン国立歌劇場及びシュターツカペレ常任指揮者、バイエルン国立歌劇場(ミュンヘン)指揮者、チューリヒ・トーンハレ協会芸術総監督・同管弦楽団首席指揮者、東京都交響楽団音楽監督・首席指揮者、東京室内歌劇場芸術監督、滋賀県立芸術劇場〈びわ湖ホール〉芸術監督を歴任。
現在、NHK交響楽団正指揮者。東京芸術大学名誉教授、桐朋学園大学特任教授。日本芸術院会員。新国立劇場オペラ芸術監督。

マリー:ヴィクトリア・ルキアネッツ  Marie : Victoria Loukianetz
ウクライナのキエフ生まれ。キエフ国立音楽院卒業。 1990年東京国際音楽コンクール第2位。1991年アテネのマリア・カラス・コンクール優勝。1990年キエフ歌劇場と契約。「皇帝の花嫁」でオペラ・デビュー後、「椿姫」「リゴレット」「魔笛」などに出演。1993年ボリショイ劇場、ウィーン国立歌劇場にデビューし、それぞれ大成功を収めた。ウィーン国立歌劇場では「ラ・ボエーム」「清教徒」「ハムレット」等を歌い、その間ハンブルク州立歌劇場、サンカルロ歌劇場、ロイヤル・オペラハウス・コヴェントガーデンなど各地の歌劇場に次々と登場。 1995年ザルツブルク音楽祭でリッカルド・ムーティに指名され急速「椿姫」のヴイオレッタを歌って絶賛を博し、一躍世界にその名を広めた。1995年ミラノ・スカラ座に「魔笛」、1996年メトロポリタン歌劇場に「椿姫」でそれぞれデビュー。近年では、シュトゥットガルト歌劇場にて「ドン・ジョヴァンニ」ドンナ・アンナ、ケルン歌劇場にて、「イドメネオ」エレットラ、パルマ歌劇場にて「魔笛」夜の女王役等に出演している。
新国立劇場には1999年「仮面舞踏会」のオスカル、2001年「リゴレット」のジルダ、2002年「ルチア」で出演して絶賛を博している。新国立劇場には6年ぶりの出演となる

シュトルツィウス:クラウディオ・オテッリ  Stolzius : Claudio Otelli
2004年「スペインの燦き<スペインの時>」ラミーロ、05年「ルル」シェーン博士/切り裂きジャック、同年「蝶々夫人」シャープレスに続いて4回目の新国立劇場登場となる。
ウィーン生まれ。ウィーン音楽大学で声楽を学んだ後、アンサンブルメンバーとしてウィーン国立歌劇場と契約を結び、数々のパートを歌って成功を収める。1994年よりフリーとして活躍している。主なレパートリーとして、「エレクトラ」オレスト、「トスカ」スカルピア、「フィデリオ」ドン・ピツァロ、「パルシファル」アンフォルタス、「サロメ」ヨハナーン、「道化師」トニオ、「ローエングリン」テルラムント等がある。今までに出演した主な劇場は、フランクフルト州立歌劇場、ロサンゼルス歌劇場、エッセン歌劇場、トリノ歌劇場等が挙げられる。
06年ドイツ・ボッフムにおけるルーア・トリエンナーレで行なわれたこの作品の同じ役で、大成功を収めた。

デポルト:ピーター・ホーレ  Desportes : Peter Hoare
イギリス・ブラッドフォード生まれ。ハダースフィールド音楽学校にてパーカッションを専攻。卒業後の数年間はフリーのパーカッション奏者として活動。歌手としてのキャリアは1992年に開始した。主なレパートリーとして、「ヴォツェック」鼓手長、「ヘンゼルとグレーテル」魔女、「フィガロの結婚」ドン・バジリオ、「ファスルタッフ」バルドルフォ、「イドメネオ」アルバーチェ、「こうもり」アルフレード等が挙げられる。今までに出演した主な劇場は、英国ロイヤルオペラハウス、パリ・シャンゼリゼ劇場、スイス・ジュネーブ大劇場等が挙げられる。
2006年ドイツ・ボッフムにおけるルーア・トリエンナーレで行なわれた同演目・同役で、絶賛を収めた。 
新国立劇場初登場。

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