プロフィール

【指揮】リッカルド・フリッツァ  Conductor : Riccardo Frizza
2005年「マクベス」に続いて、2回目の新国立劇場登場となる。
イタリア、ブレッシャ生まれ。ミラノで指揮を学ぶ。主なレパートリーとして、「アイーダ」、「マクベス」、「魔笛」、「ルイザ・ミラー」、「アルジェのイタリア女」、「ドン・パスクワーレ」、「ナブッコ」、「チェネレントラ」等がある。いままでに出演した主な劇場は、ワシントン・オペラ、ローマ歌劇場、フィレンツェ・テアトロ・コムナーレ、メキシコシティ歌劇場、ジェノヴァ歌劇場、ソウル国立歌劇場、ロッシーニ・オペラ・フェスティバル等が挙げられる。05年、新国立劇場での「マクベス」で劇的な成功を収めたことは特筆に価する。

【演出】フランコ・ゼッフィレッリ  Production : Franco Zeffirelli
1923年イタリアのフィレンツェに生まれる。46年ルキーノ・ヴィスコンティと出会ったのをきっかけに、彼の助手を務める。53年ミラノ・スカラ座の「チェネレントラ」で演出家デビュー。60年ロンドンのオールド・ビック劇場で演劇「ロミオとジュリエット」、63年ミラノ・スカラ座で「アイーダ」演出のほか、映画など様々なジャンルで活躍している。リアリズムを主軸として、音楽とドラマを視覚的な美しさで見せるその演出は、彼自身のデザインによる絢爛豪華な装置、衣裳も含め高く評価されている。これまでの来日公演には、ミラノ・スカラ座による「オテロ」、「ラ・ボエーム」、「トゥーランドット」、メトロポリタン歌劇場「カルメン」、「椿姫」などがある。最近では、映画「ムッソリーニとお茶を」、「永遠のマリア・カラス」などで日本でも話題を集めた。2006/2007シーズンはミラノ・スカラ座で「アイーダ」の新演出に取り組んだ。

アイーダ:ノルマ・ファンティーニ  Aida : Norma Fantini
1998年「アイーダ」タイトルロール、2001年「仮面舞踏会」アメーリア、02年「トスカ」タイトルロール、同年「イル・トロヴァトーレ」レオノーラ、03年「アイーダ」タイトルロール、に続いて、6回目の新国立劇場登場となる。
アイーダ、トスカ、マノン・レスコーを主なレパートリーとして世界中で活躍しているソプラノ。今までに出演した主な劇場は、メトロポリタン歌劇場、ベルリン州立歌劇場、フランクフルト州立歌劇場、バイエルン州立歌劇場、ウィーン国立歌劇場、ザクセン州立歌劇場(ドレスデン・ゼンパー・オペラ)、ハンブルグ州立歌劇場、チューリッヒ歌劇場等が挙げられる。

ラダメス:マルコ・ベルティ  Radames: Marco Berti
イタリア生まれ。「アイーダ」ラダメス、「カルメン」ドン・ホセ、「蝶々夫人」ピンカートンを主なレパートリーとして世界中で活躍しているテノールである。今までに出演した主な歌劇場は、メトロポリタン歌劇場、英国ロイヤルオペラハウス、サンフランシスコ・オペラ、ウィーン国立歌劇場、ヴェローナ野外劇場、テアトロ・レジェーロ、ナポリ歌劇場、フィレンツェ・テアトロ・コムナーレ等が挙げられる。そのほかのレパートリーとしては、「仮面舞踏会」リッカルド、「ラ・ボエーム」ロドルフォ、「ナブッコ」イズマエーレ等がある。
新国立劇場初登場。

アムネリス:マリアンナ・タラソワ  Amneris : Marianna Tarasova
サンクト・ペテルブルク生まれ。今まで出演した主な歌劇場は、ミラノ・スカラ座、メトロポリタン歌劇場、サンフランシスコ・オペラ、フィレンツェ・テアトロ・コムナーレ、アムステルダム歌劇場、英国ロイヤルオペラハウス、ボローニャ歌劇場、ヘルシンキ歌劇場等である。レパートリーとしては、「アイーダ」アムネリス、「カルメン」タイトルロール、「スペードの女王」ポリーナ、「マゼッパ」リュボーフィー、「カヴァレリア・ルスティカーナ」サントゥッツァ等が挙げられる。
新国立劇場初登場。

アモナズロ:堀内 康雄  Amonasro : Horiuchi Yasuo
98年、2003年「アイーダ」アモナズロ、99年、01年「仮面舞踏会」レナート、01年、02年「イル・トロヴァトーレ」ルーナ伯爵、01年「ドン・カルロ」ロドリーゴ、03年「ラ・ボエーム」マルチェッロに続いて、本公演で9回目の新国立劇場登場となる。
慶応大学法学部卒業後、第21回イタリア声楽コンコルソで第1位受賞。1991年ミラノ・ヴェルディ音楽院へ留学。第39回トゥールーズ国際声楽コンクールで優勝し、94年ヴェネツィア・フェニーチェ劇場の「ラ・ボエーム」でデビュー。以後同劇場の「リゴレット」、ローマ歌劇場「マクベス」、ブッセート・ヴェルディ・フェスティヴァル「ナブッコ」、カリアリ歌劇場「イル・トロヴァトーレ」「オテロ」等のオペラやコンサートで活躍。日本では97年藤原歌劇団「椿姫」および「マクベス」でデビューし好評を博す。その後、「ラ・トラヴィアータ(椿姫)」で出演を重ねている他「ラ・ボエーム」「ルチア」等に出演し好評を博す。2005年8月には「アドリアーナ・ルクヴルール」のミショネで絶賛された。びわ湖ホールでは「アッティラ」「シチリア島の夕べの祈り」、ラ・ヴォーチェでは「ルチア」「第九」等で活躍。艶やかな美声と集中力のある演技で高い評価を得ている。第2回五島記念文化財団オペラ新人賞、第25回ジロー・オペラ賞受賞。
藤原歌劇団団員。ミラノ在住。

ランフィス:アルチュン・コチニアン  Ramfis : Arutjun Kotchinian
アルメニア共和国生まれ。幅広いレパートリーでベルリン・ドイツ・オペラを中心に活躍しているバス。主なレパートリーとして、「アイーダ」ランフィス、「ドン・パスクワーレ」タイトルロール、「ナブッコ」ザッカーリア、「魔笛」ザラストロ、「ラ・ボエーム」コッリーネ、「ドン・カルロ」フィリッポ二世、「トゥーランドット」ティムール、「リゴレット」スパラフチーレ、「ファウスト」悪魔メフィストフェレス、「シモン・ボッカネグラ」ヤコーポ・フィエスコ、「ルイザ・ミラー」ヴルム等が挙げられる。 新国立劇場初登場。

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