プロフィール

【指揮】トーマス・レスナー  Conductor : Thomas Rösner
ウィーン生まれ。ウィーンで指揮を学び、16歳で指揮者としてデビューする。
現在、スイス・ビール交響楽団芸術監督・首席指揮者を務めている。2005年にはブレゲンツ音楽祭で「イル・トロヴァトーレ」を指揮している。主なレパートリーとして、「コジ・ファン・トゥッテ」、「チェネレントラ」、「フィガロの結婚」、「ねじの回転」「王子と王女」等が挙げられる。
新国立劇場初登場。

【演出】アウグスト・エファーディング  Production : August Everding
1928年、ドイツのヴェストファーレン州ボットロップに生まれる。ボン大学およびミュンヘン大学で哲学、ドイツ文学、演劇学を修める。ミュンヘン・カンマーシュピーレで演出助手として研鑽を積み、その後各地で演出家として活躍。63年に同劇のインテンダント、73年には、ハンブルク州立歌劇場、77年にバイエルン州立歌劇場(ナショナル劇場)のインテンダントとなり、82年にはバイエルン州立劇場の総支配人に就任、93年にバイエルン州テアトロアカデミー総監督兼理事長となる。99年ミュンヘンにて逝去。生前は、ドイツ劇場連盟をはじめとする芸術文化関係団体の要職を歴任するかたわら演出家としても積極的に活躍した。

サロメ:ナターリア・ウシャコワ  Salome : Natalia Ushakova
サンクト・ペテルスブルグのリムスキー・コルサコフ音楽院で声楽を学ぶ。1996年にグラーツ・オペラ・スダジオの奨学金を獲得し、その間にモーツァルトのオペラ作品全ての主要な役を演じる。1999年、スカラ座にてチャイコフスキー「マゼッパ」マリアでデビュー。この成功の後、「ラ・ボエーム」ミミに出演。ハノーファー国立歌劇場には、スメタナ「売られた花嫁」マジェンカでデビューを果たし、「蝶々夫人」タイトルロール、「椿姫」にヴィオレッタで出演。同シーズンにはハンブルグ国立歌劇場にて「スペードの女王」リーザでデビューする。2001年にワシントン・オペラのプッチーニ「トゥーランドット」リューでアメリカデビュー。2002年「スペードの女王」リーザ、2003年「ドン・ジョヴァンニ」ドンナ・アンナで出演する。2005年には、ペーター・コンヴィチュニー新演出の「エウゲニー・オネーギン」タチアーナに出演して成功を収める。その後「イェヌーファ」にタイトルロールで出演して好評を博す。2006年には、ヴェローナで「ドン・ジョヴァンニ」にドンナ・アンナ役で出演。2006年から2007年にかけては、シュトゥットガルト州立劇場にてヴェルディ「オテロ」デズデーモナ役で出演、ウィーン国立歌劇場にて「椿姫」ヴィオレッタで出演して絶賛を博している。新国立劇場初登場。

ヨハナーン:ジョン・ヴェーグナー  Johanaan : John Wegner
ドイツ生まれ。オーストラリア・メルボルンで声楽の研鑽を積む。1981年から92年までオーストラリア・オペラのメンバーとして活躍。その後、ヨーロッパを拠点として活躍。2002年からバイロイト祝祭劇場にも出演している。レパートリーは幅広く、「パルシファル」魔法使い、「ラインの黄金」「ジークフリート」「神々の黄昏」アルベリッヒ、「タンホイザー」ビーテロルフ、「さまよえるオランダ人」オランダ人、「フィデリオ」ドン・ピツァロ、「トスカ」スカルピア、「カルメン」エスカミーリョ等である。今までに出演した主な劇場は、デュッセルドルフ歌劇場を中心に、バイロイト祝祭劇場、ミラノ・スカラ座、シュトゥットガルト州立歌劇場等が挙げられる。
新国立劇場初登場。

ヘロデ:ヴォルフガング・シュミット  Herodes : Wolfgang Schmidt
2002年「サロメ」ヘロデに続いて2回目の新国立劇場登場となる。
ドイツ生まれ。同役、およびワーグナー作品を主なレパートリーとして、ヨーロッパを中心に活躍。主なレパートリーとして「サロメ」ヘロデ、「ラインの黄金」ミーメ、「ジークフリート」ミーメ、「ヴォツェック」鼓手長等が挙げられる。今までに出演した主な歌劇場は、ザクセン州立歌劇場(ドレスデン・ゼンパー・オペラ)を中心に、ウィーン国立歌劇場、ドレスデン州立歌劇場、バイロイト祝祭劇場等である。
02年で絶賛を博した同役での再出演となる。

ヘロディアス:小山 由美  Herodias : Koyama Yumi
1997年「ローエングリン」オルトルート、2000年、02年「サロメ」ヘロディアス、01年「ラインの黄金」フリッカ、02年「ワルキューレ」フリッカ、03年「フィガロの結婚」マルチェッリーナ、04年「神々の黄昏」第2のノルン、05年「ルル」ゲシュヴィッツ伯爵令嬢、「ニュルンベルクのマイスタージンガー」マグダレーネに続いて10回目の新国立劇場登場となる。
国内外の活動は高く評価されており、国内では03年「カルメン」タイトルロール、05年「パルジファル」クンドリで絶賛されたことが記憶に新しい。また、海外では、00年7〜8月シノーポリ指揮「ワルキューレ」ロスヴァイセ役でバイロイト音楽祭に デビュー以来、04年のシーズンで5年連続出演の金字塔を打ち立てた。今後も内外の主要な役で活躍を続けるわが国を代表するメゾ・ソプラノの一人である。現在ドイツ、シュトゥットガルト在住。二期会会員

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