プロフィール

指揮:ペーター・シュナイダー
ウィーン音楽アカデミーに学ぶ。ライン・ドイツ・オペラ専属指揮者を経て78年ブレーメンの音楽総監督に就任。81年の「さまよえるオランダ人」以降、定期的にバイロイト音楽祭で指揮。特にショルティの代役として振った「ニーベルングの指環(全4作品)」で世界的な注目を集めた。85年マンハイム州立劇場オペラ兼音楽総監督。93/94のシーズンよりバイエルン州立歌劇場ならびに州立管弦楽団の首席指揮者、現在も同地の常時客演指揮者を務める。95年「魔笛」でメトロポリタン歌劇場デビュー。ウィーン、ベルリン、ハンブルクを中心に活動。待望の新国立劇場初登場。

演出:ジョナサン・ミラー
ロンドン生まれ。医学博士、作家、テレビプロデューサー、演劇・オペラの演出など幅広い分野で国際的に活躍。BBC制作シェイクスピアシリーズなどシェイクスピア作品の演出で特に名高い。オペラの分野ではENOで「フィガロの結婚」「リゴレット」「カルメン」「ばらの騎士」などを演出。また、ミラノ・スカラ座、メトロポリタン歌劇場、バイエルン州立歌劇場、ウィーン国立歌劇場、英国ロイヤルオペラ、ザルツブルク音楽祭、フィレンツェ5月音楽祭等で演出している。04年「ファルスタッフ」に続く新国立劇場登場。

元帥夫人:カミッラ・ニールント
フィンランド生まれ。95年ハノーファー州立歌劇場専属歌手を経て99年よりザクセン州立歌劇場のメンバーとなり数多くのオペラに出演。「ばらの騎士」元帥夫人は同劇場でのロール・デビュー。レパートリーは「ニュルンベルクのマイスタージンガー」エーファ、「フィデリオ」レオノーレ、「サロメ」タイトルロール、「コジ・ファン・トゥッテ」フィオルディリージ、「魔笛」パミーナ等。04年ケルン歌劇場にて「サロメ」タイトルロールで大成功を収め、05年ウィーン国立歌劇場でも同役で絶賛される。新国立劇場初登場。

オックス男爵:ペーター・ローゼ
英国・カンタベリー生まれ。86年にグラインドボーン・フェスティバル・オペラにて「ドン・ジョヴァンニ」騎士長でオペラデビュー。近年では、英国ロイヤルオペラ、ENO、メトロポリタン歌劇場、ザクセン州立歌劇場、ベルリン州立歌劇場等に出演。「ばらの騎士」オックス男爵は特に重要なレパートリーでウィーン国立歌劇場(ペーター・シュナイダー指揮)、メルボルン歌劇場(シモーネ・ヤング指揮)、ベルリン・ドイツ・オペラ、メトロポリタン歌劇場(ドナルド・ランニクルズ指揮)で好演している。新国立劇場初登場。

オクタヴィアン:エレナ・ツィトコーワ
ロシア出身のメゾ・ソプラノ。サンクトペテルブルクで声楽を学ぶ。96年ハンブルク州立歌劇場のメンバーを経て96年ベルリン・ドイツ・オペラ「エウゲニ・オネーギン」オリガでデビューし同劇場と2年間の契約。01年にはバイロイト音楽祭に「ワルキューレ」シュヴェルトライテでデビューし、翌年も「ラインの黄金」「神々の黄昏」フロスヒルデ等に出演。すでに多くのファンを獲得している新国立劇場には03年「フィガロの結婚」、04年鑑賞教室公演「カルメン」、06年「コジ・ファン・トゥッテ」「こうもり」に続いて、5回目の新国立劇場登場。

ファーニナル:ゲオルグ・ティッヒ
ウィーン出身。ウィーン少年合唱団に在籍した後、同地の音楽院で声楽を学ぶ。73年ウィーン国立歌劇場のメンバーとなり、88年宮廷歌手の称号を得る。「魔笛」パパゲーノ、「タンホイザー」ヴォルフラム、「リゴレット」タイトルロール、「椿姫」ジェルモン、「サロメ」ヘロデ等を主要なレパートリーにし、世界各地の歌劇場および音楽祭に出演。シューベルトやマーラー等の歌曲でも高い評価を受けている。新国立劇場には04年「道化師」トニオに続き2度目の出演となる。

ゾフィー:オフェリア・サラ
スペイン出身。ミュンヘン音楽大学に学ぶ。バルセロナ・リセウ劇場、ミラノ・スカラ座、ハンブルク州立歌劇場、シュトゥットガルト歌劇場、パリ・シャトレ座等で活躍。レパートリーは「魔笛」パミーナ、「フィガロの結婚」スザンナ、「ドン・ジョヴァンニ」ツェルリーナ、「コジ・ファン・トゥッテ」デスピーナ、「リゴレット」ジルダ、「ファルスタッフ」ナンネンッタ等。「ばらの騎士」ゾフィーは特に重要なレパートリーであり、ベルリン・ドイツ・オペラ、ザクセン州立歌劇場で出演している。新国立劇場初登場。

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