戯曲概要【独】


 
作品名
日本語名
Tätowierung
タトゥー
言語 ドイツ語
作品について
登場人物(出演者)の数 5人(男2人、女3人)
主な登場人物(5名まで)
(名前、職業、年齢など)
ユーレアーナ・ヴフト(ドッグサロンで働いている。)
ヴォルフガング・ヴフト(ユーレアーナの夫。パン職人。)
アニータ・ヴフト(上の娘。)
ルル・ヴフト(下の娘。)
パウル・ヴュルデ(花屋の店員。)
指定なし
ところ 指定なし
作品解説・あらすじ
(400文字以内)
ドイツ現代演劇を牽引する劇作家デーア・ローアーの出世作。人間の不幸の深層を詩的リズムで語りあらわす。気さくで働き者で家族思いの父、家事と仕事を両立しながら控えめに家を支える母、仲良く喧嘩するしっかりものの姉とやんちゃな妹、どこにでもある普通の平穏な家庭。その温かい家庭の体面を保ちたいという願いの陰で行われる父の蛮行。娘の犠牲を見て見ぬふりをし自虐行為に逃避する母ユーレ、姉と父の関係に嫉妬し未熟とコンプレックスを攻撃性に変える妹ルル。そして家族のため、家族が崩壊したら困る自分のため父との関係を受け入れる姉アニータは、平穏な日常と残酷な悪夢の間を行き来する。マイホーム・パパを自負する父ヴォルフは、家族の依存心を利用して野蛮な慣習を正当化するが、自らが誰より家族に依存している。アニータはある日、花屋の店員パウルと出会ったことで、諦めかけていた未来への希望、父の刻印を拭い去る可能性を見いだすのだが・・・。(新野守広)
初演年
劇場
1992年
ベルリン、アンサンブル劇場
新国立劇場での上演 2008/2009シーズン演劇公演
(2009年5月)
作家について
作家名 デーア・ローアー
Dea Loher
プロフィール
(300文字以内)
1964年バイエルン州生まれ。ベルリン芸術大学で上演台本を書き始め、92年『オルガの部屋』でデビュー。次作の『タトゥー』、『リバイアサン』では、演劇専門誌「テアター・ホイテ」の年間最優秀新人劇作家(93年、94年)に選ばれる。ミュールハイム市演劇祭では、ゲーテ賞(93年『タトゥー』)と劇作家賞(98年『アダム・ガイスト』)、2006年ブレヒト賞を受賞。残酷と滑稽、グロテスクとユーモアが交錯する人間のありようを見据える目線、現代詩のようにミニマルでリズミカルな語りでイメージを掻き立てる劇的言語を特徴とする。2008年『最後の炎』は、ミュールハイム市演劇祭劇作家賞と「テアター・ホイテ」誌の年間最優秀戯曲に選ばれた。2009年ベルリン文学賞を受賞。
出版状況
原語出版本
出版社名(出版年月)
- Tätowierung
出版:Ernest Klett (2006年)
- Drei Stücke(Olgas Raum/Tätowierung/Leviathan)
出版:Verlag der Autoren(1999年11月)
翻訳出版本
出版社名(出版年月)
ドイツ現代戯曲選21
出版:論創社(2006年9月)
著作権者(代理会社)
著作権者(代理会社) Verlag der Autoren
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