シェイクスピア大学校


『ヘンリー六世』上演記念 シェイクスピア大学校
6回連続講座
芸術監督:鵜山 仁
監修:小田島雄志 河合祥一郎

I シェイクスピアは楽しい 小田島雄志(英文学者)
2009年11月4日[水]

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小田嶋雄志(おだしま・ゆうし)
英文学者。演劇評論家。翻訳家。東京大学英文科を経て、1956年東京大学大学院人文科学科修士課程修了。68年より東京大学教養学部講師、91年教授、現在同大学名誉教授。93年東京芸術劇場2代目館長に就任。現在は名誉館長。95年紫綬褒章受章。2002年文化功労者。『シェイクスピア全集』でシェイクスピアの全戯曲を翻訳し、80年に芸術選奨文部大臣賞を受賞。ほかにもイギリス現代戯曲をはじめ翻訳書など著書多数。

松岡和子(まつおか・かずこ)
東京女子大学英米文学科卒業。東京大学大学院修士課程で17世紀イギリス演劇専攻。1995年、第2回湯浅芳子賞受賞、日本シェイクスピア協会会員、国際演劇評論家協会会員。現在シェイクスピアの戯曲37作品の新訳に取り組んでおり、20作がちくま文庫にて刊行中。最新刊は『ヘンリー六世』三部作。その他、主な訳に『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』(T・ストッパード)など。著書に『すべての季節のシェイクスピア』などがある。

古井戸秀夫(ふるいど・ひでお)
歌舞伎研究者。早稲田大学演劇科卒業。早稲田大学教授を経て2006年より東京大学文学部教授。専攻は、演劇学・舞踊学。主な研究テーマは、歌舞伎の美学論、表現論、演出論、人物評伝、作品論。文献研究とともに、歌舞伎の名作の復活、失われた表現技法の復元研究にも取り組んでいる。近著に『歌舞伎登場人物事典』(白水社)、『歌舞伎入門』(岩波書店)。

安達まみ(あだち・まみ)
英文学者。東京大学大学院博士課程満期退学。聖心女子大学教授。日本シェイクスピア協会会長。シェイクスピアや同時代のテクストにおける比喩表象の伝達のダイナミクスを研究している。著書にHot Questrists After the English Renaissance(共著、AMS Press)、『シェイクスピア─世紀を超えて』(共著、研究社)など。訳書に『シェイクスピアを盗め!』シリーズ、『オフィーリア』(白水社)など。

佐藤賢一(さとう・けんいち)
作家。山形大学卒業後、東北大学大学院で西洋史学を専攻。1993年『ジャガーになった男』で第6回小説すばる新人賞、99年『王妃の離婚』で第121回直木賞受賞。主にフランス中世、古代ローマなどを舞台に、確固とした知識に裏打ちされた作品を発表。歴史エンターテンメント小説に新分野を開拓した。著作に、小説『傭兵ピエール』『双頭の鷲』『オクシタニア』『女信長』『小説フランス革命』など、またノンフィクションに『英仏百年戦争』などがある。

河合祥一郎(かわい・しょういちろう)
英文学者。東京大学英文科卒。同大学院博士課程とケンブリッジ大学博士課程修了、両大学より博士号取得。東京大学准教授。日本シェイクスピア協会委員、国際演劇評論家協会会員。主著に『謎解き「ハムレット」』、『ハムレットは太っていた!』(サントリー学芸賞受賞)、『シェイクスピアは誘う』、『シェイクスピアの男と女』、Hot Questrists After the English Renaissance(共著)など。戯曲に『国盗人』、『按針〜イングリッシュ・サムライ』(共同執筆)。