プロフィール

ドミニク・ウォルシュ Dominic Walsh
イリノイ州エルジン生まれ。シカゴでリサ・ボーエム、ウォーレン・コノヴァー、ラリー・ロングらに師事。1989年にヒューストン・バレエに入団。96年にプリンシパル昇格。アジア、ヨーロッパ、北アメリカなど世界各地で活躍。レパートリーは幅広く、『ジゼル』『ドン・キホーテ』など古典作品や、『ロメオとジュリエット』、ニーナ・アナニアシヴィリと共演した『マノン』などで高い評価を受けたほか、コンテンポラリー作品にも数多く出演している。新国立劇場では03年『マノン』に登場してデ・グリューとマノン・レスコーの両役を演じ分け絶賛を浴びたことも記憶に新しい。98年、自らが初めて振付けた作品『フレイムズ・オブ・エロス(エロスの炎)』で、権威あるチョーサン・ゴー賞を獲得。彼がヒューストン・バレエ、同アカデミー、また米国各地のカンパニーのために創作した作品は30作品を数える。02年5月、彼自身のコンテンポラリー・バレエカンパニー「ドミニク・ウォルシュ・ダンス・シアター(DWDT)」を創立。04年からは17年間在籍したヒューストン・バレエを離れ、DWDTを中心とする舞台出演と振付活動に専念する。06年には初の全幕作品「ロメオとジュリエット」を発表。07年新国立劇場エメラルドプロジェクト第二弾として『オルフェオとエウリディーチェ』を新国立劇場バレエ団に振付け、好評を博した。08年1月には『アマデウス』で再度チョーサン・ゴー賞を受けるなどオリジナル作品振付に才能を発揮、大いに注目されている新進気鋭の振付家である。

能美健志 Nohmi Kenshi
モダンダンスを望月辰夫、クラシックバレエを橋浦勇、またアメリカン・コンテンポラリーダンスを平林和子に学ぶ。1993年埼玉国際創作コンクール、94年全国舞踊コンクール第一位、95年村松賞を受賞。93年より自らのカンパニー「ダンス・テアトロ21」を立ち上げ、国内および海外で公演を行っている。主な作品に『白昼夢』『THE LAST ERA OF CINDERELLA』『『 』Filling out 〜空白』など。
新国立劇場では97年『リジェネレイション』、99年『現実との3分間、非現実との3分間―ピアソラへのオマージュ』、2005年打楽器の高田みどりとのコラボレートにより『法悦』を発表。
07年ドイツ、ポーランドにて新作『SKin』を上演した。08年新国立劇場開場10周年記念企画「ダンス名作展」では、平山素子との共同振付作品『シャコンヌ』を踊り、平山素子とのスリリングなデュエットで観客を魅了した。

井口裕之 Iguchi Hiroyuki
金田和洋、こうの恭子主宰のバレエアカデミーでバレエを始める。1994年North Carolina school of the Artsへ留学。97年に帰国後フリーで活動し、新国立劇場ダンス公演99年平林和子『FAUST』、2000年勅使川原三郎『Raj Packet』、山崎広太『HYPER BALLAD』に出演した。また、ダンス以外の自分の芸術の幅を広げるため「セツ・モード・セミナー」(水彩画科)を卒業。00年新国立劇場バレエ団登録ダンサーとなり、翌年よりシーズン契約コールドバレエとして、古典バレエのみならず、ナチョ・デュアットの作品など幅広いレパートリーを踊る。近年は振付活動も始め、日本バレエ協会公演などでも作品を発表。2008/2009シーズンより、振付に比重を移すため登録ダンサーになる。08年12月新国立劇場『シンデレラ』公演では、継姉役に初挑戦した。

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