ダンス名作展
〜10年を振り返って未来への展望〜

  • 2007/2008シーズン
  • 2007/2008 Season Contemporary Dance
    ダンスプラネットNo.25
  • 小劇場
  • ダンス!いい恋をしてきたような。


  • 公演日程

    公演日程

    開場は開演の30分前です。
    開演後のご入場は制限させていただきます。

    *20日(日)は、託児室<キッズルーム「ドレミ」>がご利用になれます。
    来場予定日の1週間前までに、下記まで電話予約。定員制。
    ■利用料金:0〜1歳2,000円・2〜12歳1,000円
    ■ご予約・お問合せ:イベント託児・マザーズ 0120−788−222
    (土日祝を除く10〜12時、13〜17時)

1997年の開場以来、新国立劇場では様々な振付家・ダンサーが登場してきた。この10年を振り返り、スタイルもテクニックも実に多彩な新国立劇場のダンス作品たちの中でも特に高い評価を受け、印象に残る4作品をここで再演する。

岩淵多喜子「Against Newton」(新国立劇場にて2003年3月上演)
重力に従って「もうこれくらいで」という気持ちと、重力に逆らって「まだまだこれから」という二つの相反するベクトルの中で揺らいでいる自分たちのポートレート。

平山素子&能美健志「シャコンヌ」(2003年9月上演)
シャープな身体と豊かな表現力を持つ平山素子と、スピード感に溢れ現代的美意識から生み出される作品で高い評価を得ている能美健志のコラボレーション。時代の空気に呼応する鋭敏な感性で作品世界が描かれる。バッハのシャコンヌの音楽を使い流動的な動きの中に見えてくる男女の関係性、調和がテーマとなる。

内田香&古賀豊「Espresso」(2003年9月上演)
この作品では、華麗なダンスで展開される男女の駆け引きが、末永千湖のヴァイオリン演奏と絡みながら描かれる。ドラマティックでシャープな動きが魅力の内田香と北区つかこうへい劇団で役者としても活躍している振付家/ダンサー・古賀豊のふたりによるお洒落で軽快なダンスが楽しめる。 

川野眞子「さーかす」(2006年9月上演)
サーカスが初めて訪日したのが1864年、以後1926年国内で全盛期をむかえる。そこには戦後の日本があり、「どこかにはみ出してゆかねば、生きて行けない社会があった。」今でこそ、国際社会といわれるようになった、それより前に歩いてきた人の心力、底力。特にその時代背景で民衆が描いてきたものに強く引かれます。
テーマは、サーカスそのものではなく、その背景を通じて「明日をどう生きるか」という民衆の心力また息吹に光をあてた、平成18年心の「さーかす」です。