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有名な作品「椿姫」
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解説 作  曲:ジュゼッペ・ヴェルディ
台  本:フランチェスコ・マリア・ピアーヴェ
種  類:3幕のオペラ イタリア語
上演時間:約3時間
初  演:1853年 ヴェネツィア、フェニーチェ座

 原作はフランスの文豪デュマの『椿を持つ女』(1848)。当時としては娼婦が主人公の話は、それだけでセンセーショナルでした。オペラ原題のラ・トラヴィアータの意味は、「道を踏みはずした女」です。
  台本は、ヴェルディの強力な片腕、ピアーヴェ。
  文豪デュマは、自分の恋愛体験を下敷きにこの小説を書き、ヴェルディは自らの恋愛中に、芝居でこの作品を見て創作意欲を掻きたてられました。パリに実在した高級娼婦をモデルとしたこの作品は、身分差、貧困、病魔など、純粋な愛を妨げるさまざまな困難に対する絶望と、最終的な愛の成就とを切々と歌い上げています。


登場人物 ヴィオレッタ………パリの高級娼婦(ソプラノ)
アルフレード………田舎出身の青年(テノール)
ジェルモン…………アルフレードの父で南フランスの富豪(バリトン)
フローラ……………ヴィオレッタの友人(メゾ・ソプラノ)
ガストン子爵………アルフレードの友人(テノール)
ドゥフォール男爵…ヴィオレッタのパトロン(バリトン)


みどころ   絶世の美女だが身分の低い高級娼婦と、田舎からパリに出てきた若く純粋な青年の儚い愛。イタリア・オペラの作曲家として最高峰を極めたヴェルディによる珠玉のアリアの数々が涙を誘います。
  ヴィオレッタ役は、幕ごとに置かれた状況が変わるため、歌い方が変化します。はじめは、移ろいやすい人生を演じる道を踏みはずした女として、次には献身的な日陰の女として、最後は死の床で最後の情熱を振り絞る女として、変化に富んだ歌唱力を披露する力が必要です。
  初演では、体格の良すぎるソプラノがヴィオレッタ役を演じたためリアリティに欠け、成功を得ることはできませんでした。しかし、ヴェルディは音楽の完成度に自信をもち、「失敗の原因は時代が判断してくれるだろう」と書き残しています。
  ふたりが出会うパーティの客たちによる〈乾杯の歌〉、ヴィオレッタのアリア〈ああ、そは彼の人か〉、〈さようなら、過ぎ去った日よ〉、アルフレードのアリア〈燃える心を〉、ふたりの二重唱〈パリを離れて〉など、聴きどころ満載です。




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