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ニーベルングの指環

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有名な作品「ニーベルングの指環」
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解説 台本・作曲:リヒャルト・ワーグナー
種   類:序夜つき3部作の楽劇 ドイツ語
上演時間:序夜『ラインの黄金』全1幕 約2時間30分
      第1日『ワルキューレ』3幕 約4時間
      第2日『ジークフリート』3幕 約4時間
      第3日『神々の黄昏』3幕 約4時間30分
      トータル15時間

 オペラ史上最大の作品。上演は、1日1話、じつに4日にわたり、しかも、序夜以外、1回の上演時間は4時間以上です。
 新国立劇場では、2001年度から毎年1作ずつ、4年間をかけて全作上演のプログラムを組み、今年2004年3月に、第3夜『神々の黄昏』を上演しました。
 作曲家リヒャルト・ワーグナーは、ドイツの巨人と呼ばれ、オペラのみならず、全ての音楽の歴史の中で絶対的な個性を輝かせています。その特異性は、音楽面だけでなく、『ニーベルングの指環』の劇構成に見られる文学性にも明らかです。この作品は、古代ドイツの叙事詩『ニーベルングの歌』や北欧神話に登場するゲルマンの英雄伝説『ヴォルスンガサガ』などに基づきます。はじめに、ワーグナーは、英雄ジークフリートの犠牲的な死を主題に選びますが、創作準備を続けるうちに前提となるストーリーが不可欠となり、次々と前段階の台本を書き加えました。
 4話の完成までに費やした期間は、台本に4年間、作曲は間に11年間の中断を挟んで、21年間、着想から完成までは30年間に及びます。この休止期間に、ワーグナーは、『トリスタンとイゾルデ』、『ニュルンベルクのマイタージンガー』という2曲の傑作を完成させています。


登場人物 (主な人物の初出のみ説明と声域を示す)
序夜 『ラインの黄金』
[神々]
ヴォータン…………神々の長(バスバリトン)
ドンナー……………雷神(バスバリトン)
フロー………………幸福の神(テノール)
ローゲ………………火の神(テノール)
フリッカ……………ヴォータンの妻、結婚の神(メゾソプラノ)
フライア……………フリッカの妹、美の女神(ソプラノ)
エルダ………………智の女神(アルト)
[巨人族]
ファゾルト…………(バスバリトン)
ファフナー…………ファゾルトの弟(バス)
[ニーベルング族]
アルベリヒ…………(バスバリトン)
ミーメ…アルベリヒの弟(テノール)
[ラインの乙女たち](妖精、川底でラインの黄金を守っている)
ヴォークリンデ……(ソプラノ)
ヴェルグンデ………(ソプラノ)
フロスヒルデ………(メゾソプラノ)

第1日 『ワルキューレ』
[神々]
ヴォータン
フリッカ
ワルキューレたち…ヴォータンとエルダの間の9人の娘たち。天馬を駆る。
[ヴェルズング族]
ジークムント………ヴォータンと人間の間に生まれた、ヴォルズング族の若者(テノール)
ジークリンデ………ジークムントの双子の妹(ソプラノ)
フンディング………ジークリンデの夫(バス)

第2日 『ジークフリート』
ヴォータン…………さすらい人の姿をしている
エルダ
ブリュンヒルデ……ワルキューレのひとり、ジークフリートの妻(ソプラノ)
ジークフリート
ミーメ
アルベリヒ
ファフナー
森の小鳥……………(ソプラノ)

第3日 『神々の黄昏』
ブリュンヒルデ
ジークフリート
グンター……………ギビフング族(バリトン)
グートルーネ………グンターの妹(ソプラノ)
アルベリヒ
ハーゲン……………アルベリヒの息子、グンターの異父兄弟(バス)
ヴォークリンデ
ヴェルグンデ
フロスヒルデ
3人のノルン………運命の女神


みどころ   4話いずれも、音楽が始まるや管弦楽が造形する豊かな世界に包まれます。イタリア・オペラが「歌」を際立たせるのに比し、ワーグナーのオペラでは、歌は言葉であり、音で織りなされる世界の一部を成すことを感じさせます。音楽は切れ目なく、様々な人物や場面、想念などを表わす示導動機と呼ばれる旋律が、つづれ折りのように複雑に絡み合って進みます。時間の推移とそれに伴うドラマを始まりから終わりまで、音楽で表現しています。




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