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作 曲:ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト
台 本:ロレンツォ・ダ・ポンテ
種 類:4幕のオペラ・ブッファ、イタリア語
上演時間:約2時間45分〜3時間
初 演:1786年 ウィーン、ブルク劇場
『フィガロの結婚』の原作は、ボーマルシェの喜劇三部作の第二部『フィガロの結婚、またはばかげた一日』(1784)。第一部は後年の1816年にロッシーニが作曲し、オペラ『セビリアの理髪師』になりました。
この戯曲のテーマはずばり、階級闘争。召使いたちが機知を働かせて領主をやりこめるという風刺の効いた作品です。初演の際には、ウィーンの権力者たちが上演禁止令を出して不快を露わにしたとか。しかし、この窮地を救ったのは、モーツァルトのオペラをいくつも手掛けた台本作家のダ・ポンテでした。彼は、問題箇所を巧妙に削除しながら原作のもつ毒を残し、オペラ史上屈指の優れた台本を書き上げたのです。そして何よりも、モーツァルトの華麗な音楽が、登場人物たちの浅ましさや貪欲を、愛すべき人間性へと昇華させます。
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