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オペラを楽しむために「マダムに聞くQ&A」
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なーんだ、オペラって、そんなに崇高な芸術じゃなかったんだ。 そういう時代もあったということです。だがしかし、ずーっとそのまま大衆芸能への道を進まなかったところが面白い。なぜか。それはヨーロッパの歴史に学ばなくてはならない。
あ、やっぱり教養主義? フランス革命とベートーヴェンが鍵を握る。どちらもご存知?
それくらいは知ってるよ。でも、それがどうした? フランス革命以降、貴族階級のものだった音楽や文学が大衆のものになった。民衆から搾取するシステムは壊れたし、産業革命のおかげで庶民に金持ちの階級ブルジョワジーが生まれて来た。彼らは、成金なんていわれたくない。貴族に気後れしないように教養を大切にした。芸術家を保護したわけ。それに先がけて、ベートーヴェンという人が、独立した芸術家として仕事をすることを始めた。つまり彼は、フリーランスのミュージシャンとして芸術家という職業を世間に認めさせたのでした。
それとオペラの高級化の関係は? 作曲家たちは、権力者の顔色を見ず、一般大衆の人気を得るためのオペラを書き始めたの。興業主たちも張り切ってオペラはどんどん大がかりになった。フランスでは、マイヤベーアというドイツ出身の作曲家が停滞していたオペラ座に乗り込んでグランド・オペラで大成功。とにかく豪華、大衆向きに飽きさせず、驚かす。時には本物の象まで出して、もうサーカス状態。オペラが当たると作曲家は大もうけできた。マイヤベーアの金持ち振りは、三十代で隠居して、パリで豪勢な余生を送ったロッシーニが足元にも及ばなかったほど。だから、全ての作曲家は、優れたオペラを書くのに頑張ったわけ。頑張りすぎて、大がかり、長すぎで上演不可能作品を作ってしまったベルリオーズという人もいるけど。
何か、経済学的。 そう、まさに、富の集まるところ、芸術の花が咲く。
オペラは、金儲けのために発展した? そうとも言えない。やがて芸術は、人間の本質や思想を具現するものとなっていきます。お金を得ると、次には精神性ですね。安定した生活を手に入れた大衆は、哲学や文学に燃える。だから、作曲家たちは、これまでとは異なる音楽性、思想性の進化、具体化に命を懸けた。斬新な原作を求め、台本の完成度にこだわり、作曲に没頭し、演出にまで口を出し、歌唱法を開発し、舞台設定に理想を求め、オーケストラの指揮まで務め…。


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