「エトワールへの道程2018」が初日を迎えました
3月24日(土)、新国立劇場中劇場にて、文化庁委託事業『平成29年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業』バレエ研修所「エトワールへの道程2018 新国立劇場バレエ研修所の成果」初日の幕が上がりました。
バレエ研修所公演には5度目の登場となり、新国立劇場バレエ団公演でもたびたび指揮者を務めていただいているアレクセイ・バクランさんをお迎えし、東京交響楽団アンサンブルの生演奏で上演するという、研修生たちにとって非常に贅沢な公演となりました。
第1部の幕開きはボリショイ劇場バレエ元芸術監督のボリス・アキモフ氏振付による男性ダンサーのための作品『ボーイズ・アンシェヌマン』。宮﨑あかねさんのピアノ伴奏に合わせ、理知的で端正な踊りを披露しました。
続く『シェヘラザード』よりゾベイダと金の奴隷のアダジオではエキゾチックな作品を妖艶に魅せ、
『パリの炎』よりグラン・パ・ド・ドゥはエネルギッシュな踊りで観客を魅了しました。
引き続き、バレエ研修所の日々のレッスンや公演のリハーサルの様子を、第13期生を中心に映像でご紹介。
第1部の最後には、2006年に初演され、バレエ研修所の作品として上演を重ねている牧阿佐美振付『シンフォニエッタ』を披露しました。
第2部は『眠れる森の美女』プロローグと第3幕からの抜粋。プロローグの6人の妖精たちがオーロラ姫に贈りものをするシーンでは、それぞれの妖精たちの個性を豊かに演じ分けました。第3幕では、宝石のパ・ド・トロワ、青い鳥とフロリナ王女のパ・ド・ドゥといった華麗な見せ場が続き、最後には気品あふれるオーロラ姫とデジレ王子のグラン・パ・ド・ドゥが踊られ、大変華やかなフィナーレを迎えました。
最後に、本公演をもって研修所を修了する第13期生より、今まで過ごした時間を振り返りながら一言ずつご挨拶を申し上げ、公演を締めくくりました。
今回は、小野寺雄さん、山本達史さん、渡邊拓朗さんのほか貴族役などでも多くの修了生が出演し、後輩たちを見守ってくれています。
第13期生の研修所最後の舞台は、明日25日(日)15:00の1回のみです。
未来のエトワールを探しに、ぜひ劇場へお越しください!
《プログラム・配役》
『ボーイズ・アンシェヌマン』
荒木研史朗(25日) 佐藤 鴻 仲村 啓 山本達史(24日) 渡邊拓朗
※当初の予定から変更になりました。
『シェヘラザード』より ゾベイダと金の奴隷のアダジオ
原 衣梨佳 輪島拓也
『パリの炎』より グラン・パ・ド・ドゥ
長澤マリーヤ(24日) 伊東真梨乃(25日) 山本達史
『シンフォニエッタ』
中島春菜 多田そのか 渡邊拓朗
岡田百音 髙井惠里 パーキンソン赤城 季亜楽 山根くるみ 仲村 啓
阿部純花 山内優奈 加藤里佳(24日) 服部由依(25日) 吉田朱里
『眠れる森の美女』プロローグ・第3幕より
国王:輪島拓也 王妃:関 晶帆
リラの精:原 衣梨佳(24日) パーキンソン赤城 季亜楽(25日)
*プロローグ*
優しさの精:岡田百音(24日) 吉田朱里(25日)
元気の精:山根くるみ
鷹揚の精:山内優奈(24日) 服部由依(25日)
呑気の精:加藤里佳(24日) 山内優奈(25日)
勇気の精:阿部純花
*第3幕*
オーロラ姫:中島春菜
デジレ王子:渡邊峻郁
宝石のパ・ド・トロワ:髙井惠里 多田そのか 佐藤 鴻 ※当初の予定から変更になりました。
青い鳥とフロリナ王女のパ・ド・ドゥ:伊東真梨乃・小野寺 雄(24日)
長澤マリーヤ・木下嘉人(25日)
貴族:伊東真梨乃(25日) 長澤マリーヤ(24日) 岡田百音(25日) 仲村 啓
加藤里佳(25日) 服部由依(24日) 吉田朱里(24日)
清水理那 赤井綾乃 杉山澄華 横山柊子 渡邊拓朗