研修所ニュース

『ANAスカラシップ』による若手バレエダンサー支援について

 

公益財団法人 新国立劇場運営財団(東京都渋谷区、理事長 尾﨑 元規、以下「新国立劇場」)と、全日本空輸株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 平子 裕志、以下「ANA」)は、未来のバレエ界を背負う若者を応援する為の制度『ANAスカラシップ』による若手バレエダンサー支援を2018年4月から開始します。

 

両者は、若手オペラ歌手を支援する為の制度『ANAスカラシップ』を2016年4月より創設・実施しておりますが、このたび支援の対象を未来のバレエ界を背負う若者にも拡大し、プロをめざす若手バレエダンサーの海外研修支援等、制度の充実を図ることとしたものです。

 

新国立劇場は、オペラ・バレエ・演劇などの現代舞台芸術を世界水準で上演するとともに、現代舞台芸術のための日本で唯一の国立劇場附属の研修所を擁し、次世代芸術家の育成を行っています。対象となるバレエ研修生は、日本人ならではの感性と個性を発揮して、世界に誇れる舞台人となる夢を持って全国から集い、オーディションで選ばれた才能あふれる若手ダンサーです。修了生たちは、日本を代表する新国立劇場バレエ団をはじめ、数多くのバレエ団で主役・ソリストとして活躍しています。ここでの研修は、全てがプロとして舞台に立つための様々なカリキュラムで構成されていますが、特に、将来のキャリアに繋がるバレエ発祥の地・欧州などでの海外研修が懸案となっていました。

 

一方、ANAは『努力と挑戦』を日々積み重ね、『安心と信頼を基礎に世界をつなぐ心の翼で夢にあふれる未来に貢献します』というグル-プ経営理念を掲げています。この度、オペラ研修生に続く支援の充実にあたり、世界に挑戦するバレエ研修生の思いと、その研修生を支える新国立劇場の支援制度に共感するとともに、文化・芸術の発展に寄与する為、『ANAスカラシップ』を新たなステージへと展開することとしました。

 

このスカラシップでは、バレエ研修生の欧米での海外研修を中心に総合的にサポートするほか、機内誌等、ANAのさまざまな媒体を通して、研修生の姿を発信していきます。また、研修生の日頃の研修成果の発表の場となる『バレエ・オータムコンサート』への協力も行います。

まずはスタートとして、バレエ研修生第14期生6名は、オペラ研修生第20期生5名とともに、4月1日(日)に行われるANAグループ合同入社式に参加するほか、4月16日(月)には新国立劇場三研修所入所式において『ANAスカラシップ認定証』が授与されます。

 

両者は、今後とも、文化・芸術の発展に貢献するとともに、世界を目指して未来に羽ばたく若者を育成し、応援してまいります。

   <ロゴの説明> ANAの翼とともに将来世界に飛躍する研修生が描く五線譜をイメ-ジしています。