研修所ニュース

「バレエ・アステラス 2017」出演者よりメッセージが届きました


「バレエ・アステラス 2017」(2017年7月22日(土)開催)も1ヶ月後に迫ってきました。

出演されるダンサーから、お客様へのメッセージをいただきましたのでご紹介いたします。ダンサーの言葉からは、それぞれの思いや、公演に向けての意気込みなどが感じられ、母国日本の舞台で、お客様に観ていただけることを心待ちにしているようです。

華やかなグラン・パ・ド・ドゥの数々、ナチョ・ドゥアト振付作品、さらにヨルマ・エロ振付の男性のソロ作品など、演目もさまざま。各組がそれぞれの個性に合った演目を新国立劇場の舞台で披露します。

さらに、今回はワガノワ・バレエ・アカデミーの生徒も参加。プロとして海外で活躍するダンサーとワガノワの若き精鋭たちとの饗宴もお楽しみください。皆さんのご来場をお待ちしております。



影山茉以

    with ダヴィッド・チェンツェミエック(ポーランド国立歌劇場バレエ団) 

       『眠れる森の美女』第3幕より グラン・パ・ド・ドゥ

©J.Mielnczuk      ©A.Uspenski

16歳の頃から海外に出て、もう12年が経ちます。ヨーロッパのステージでプロとして踊れていることは幸せですし、光栄なことですが、この先もっと母国日本での舞台に出演する機会が増えて 日本のお客様に観てもらいたい!という思いが強くなりました。

そして、子役としては何回も新国立劇場の素晴らしい舞台を踏んでいるのですが、今回「アステラス」にプロとして出演する機会を頂けたことに、特別な思いを感じています。

素敵な公演になると思いますので、是非たくさんの方に観に来て頂けたら嬉しいです。   (影山茉以)



上草吉子

    with ルーゼンバーグ・サンタナ(カナダ ロイヤル ウィニペグ バレエ) 

       『エスメラルダ』より グラン・パ・ド・ドゥ

©D.Cooper       ©D.Cooper

  

海外でバレエを始め、カナダでプロのバレエダンサーになり、日々向上することを念頭に置ながら、観客の皆様を感動させるダンサーであることをモットーとしています。バレエ団では数々のソロから主役にも抜擢していただき、欧米・中国などのツアー公演にも毎年すべて参加しました。今回、「バレエ・アステラス」出演の機会を得ることができ、ぜひ、日本から応援してくれている皆さんに、自分の成長を見ていただけたら、と思っています。                                (上草吉子)



菅野茉里奈

    with リシャト・ユルバリゾフ(ベルリン国立バレエ) 

        『Multiplicity』より チェロのパ・ド・ドゥ

      

今夏また新国立劇場の素晴らしい舞台に立てることを本当に嬉しく思っています。

日本で舞台に立つ機会の少ない私にとって、毎度とても貴重な体験をさせていただいています。

また、今回は日本ではあまり上演されることのないナチョ・ドゥアトの作品をお見せできることを楽しみにしています。

クラシックバレエとは少し違った面をお見せできればと思っています。          (菅野茉里奈)



桑原万奈

    & 金指承太郎(ロシア国立クラスヤルスクオペラバレエ劇場) 

      『ドン・キホーテ』第3幕より グラン・パ・ド・ドゥ       

  

ボリショイアカデミーに3年間留学し、そこでバレエの基礎や芸術性を徹底的に学びました。

留学中ボリショイ劇場やダンチェンコ等数々の有名なバレエ団ダンサーの踊りを間近で観る中でロシアバレエのダイナミックさや感動を肌で感じ、ロシアバレエのとりこになりました。近年は『けしの花』『ジゼル』などの主役も務めるようになりました。まだまだ進化途中ですが、自分なりの感情や表現力で、自分なりの舞台をお見せできたら、と思います。                           (桑原万奈)



今回「バレエ・アステラス 2017」に参加させてもらうことを嬉しく思います。今年バレエ団で主役を踊った『ドン・キホーテ』よりグラン・パ・ド・ドゥを踊ります。このとても有名で大好きな作品に自分のもてる力を全部ぶつけられたらいいなと思っています。周りに見劣りしないよう頑張ります。よろしくお願いいたします!                                       (金指承太郎)



高野 陽年      (ジョージア国立バレエ) 

      『Still of King』

      

僕のバレエ人生は新国立劇場のこけら落とし公演をテレビで見たことにはじまりました。幼心に劇場の壮観、ダンサーの美しさに感銘したのを今でも覚えています。まさか自分がその舞台の上にダンサーとして立つとは夢心地のようです。しかも今回は長年憧れていたヨルマ・エロの振付をABTのマルセロ・ゴメスの協力のもと踊る!まさにダンサー冥利につきます。偉大なる日本バレエ界のリーダーたち、同世代の素晴らしいダンサーたちとの共演は僕に大きなインスピレーションと刺激を与えてくれることに違いありません。この千載一遇の機会を通じてダンサーとしてひと回りもふた回りも大きくなりたいと思っています。     (高野陽年)



寺田 翠

   & 大川航矢  (タタールスタン国立ロシアカザン歌劇場) 

       『ラ・フィユ・マル・ガルデ』第2幕より グラン・パ・ド・ドゥ

  

バレエアステラス2017に出演させていただけることとなり、とても光栄です。2013年度に初めて新国立劇場の舞台に立ち、今回2回目となりますが、また新国立劇場の舞台に出演する機会をいただいたとことを嬉しく思うと同時に身が引き締まる思いです。現在はロシアのタタールスタン国立歌劇場で踊っています。そこでたくさんの舞台を踏ませていただいていますが、日本で踊るのはまた特別です。日本のお客様に踊りを観ていただけるということで今からとても楽しみにしておりますので精一杯頑張りたいと思います。  (寺田 翠)

 

 

2013年に続き、今年も新国立劇場の舞台にたてることに心より感謝いたします。もう4年も経ってしまったのかと思うと驚いてしまいます。

今はロシアのカザンという街の劇場に所属しています。自分が踊るレパートリーも以前の劇場とガラッと変わって毎日刺激をたくさん受けながら過ごしています。その中でも1番思入れ深い「ラ・フィユ・マル・ガルデ」よりパ・ド・ドゥを踊らせていただきます。ほかにもたくさん素晴らしいダンサーの方々が出演されますので、是非観に来てください。                            (大川航矢)



※6月20日、モスクワ国際バレエコンクールで大川航矢さんが金賞、寺田 翠さんが銅賞を受賞しました!

 この受賞を受け、「バレエ・アステラス2017」では、当初予定していた『ラ・フィユ・マル・ガルデ』のグラン・パ・ド・ドゥから演目を変更し、お二人がコンクールのファイナルで踊った『ダイアナとアクティオン』を上演することにいたしました。

  

中島麻美

    & 大巻雄矢(スロヴェニア国立マリボル劇場)

       『海賊』第2幕より グラン・パ・ド・ドゥ       

スロヴェニアのマリボル歌劇場 で6年間踊っています。ヨーロッパで活躍しているバレエマイスターの方々と一緒に舞台を作っていく中で、自分の表現力の幅や芸術性が広がり、切磋琢磨しながら、自分が進化したと実感しています。日本人ダンサーとして、私が今まで感じ、経験したことを、日本の舞台で私のパフォーマンスを通して、お客様に伝えることができれば光栄です。                   (中島麻美)



僕は、高度なテクニックや高いジャンプなどの技術を磨くことはもちろん、それだけではなく、ヨーロッパの学校でバレエの歴史に触れ、長年伝えられてきた基礎も学んできました。また、国立の劇場に入団し、プロのダンサーとして培った表現力や舞台での安定感などを元に芸術としてのバレエ、バレエの素晴らしさを日本の皆様と共にこのアステラスガラという機会で共有することができたらいいなと考えています。 (大巻雄矢)



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