第11期生・第12期生 発表公演「オータム・コンサート」が初日を迎えました
11月21日(土)、新国立劇場中劇場にてバレエ研修所第11期生・第12期生発表公演「オータム・コンサート」が初日を迎えました。
第1部は、研修生・予科生全員による牧 阿佐美バレエ研修所長振付「シンフォニエッタ」で幕を開けました。
ジョン・F・ケネディセンターにて開催された「第1回国際バレエ学校フェスティバル」にて第3期生が初演したこの作品、
ゲストに新国立劇場プリンシパルの八幡顕光さんを迎え、研修生一同が洗練された踊りを披露しました。
続けて、普段見ることのできない研修所の様子や研修生の姿を収めたVTR「バレエ研修所の日々」が上映されました。
映像の一部では、来年2月に実施される修了公演「エトワールへの道程2016」で演目のひとつとして上演される第11期生の自作自演発表の様子も紹介されました。
VTRの後には、
「ドン・キホーテ」「眠れる森の美女」などのマリウス・プティパの作品を改訂振付したアレクサンドル・ゴルスキー振付による「海と真珠」、
グノー作曲のオペラ「ファウスト」で踊られる優雅なバレエ「ワルプルギスの夜」よりニンフの踊り、
イギリスの詩人バイロンの叙事詩を基にした「海賊」よりグラン・パ・ド・ドゥの3作品を続けて上演。
日々研鑽を積んできた成果を十分に発揮しました。
第2部は第11期生を中心とした作品を3つ上演しました。
ヴィクトル・ユーゴーの名作「ノートルダム・ド・パリ」に基づく悲恋の物語「エスメラルダ」よりパ・ド・シス、
「海賊」第1幕の見せ場である奴隷のパ・ド・ドウ、
「エスメラルダ」を改訂した際に、ギリシャ神話が劇中劇のように作られた「ダイアナとアクティオン」。
奴隷のパ・ド・ドゥにはゲストとして牧阿佐美バレヱ団ドゥミ・プリンシパルのラグワスレン・オトゴンニャムさんが、
「ダイアナとアクティオン」には八幡顕光さんも加わったダイナミックな舞台で、研修生それぞれが持ち味を存分に活かした演技を見せました。
最後に、牧 阿佐美振付「フィナーレ」がハーシー・ケイの軽快な音楽に乗って踊られると、客席からは大きな拍手が送られました。
明日22日(日)の公演は14:00からとなっております。
若きバレエダンサーたちの晴れの舞台をどうぞお見逃しなく。
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◎次回公演
文化庁委託事業「平成27年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」
「エトワールへの道程2016」
新国立劇場バレエ研修所の成果
●日 時:2016年2月27日(土)、28日(日)
●会 場:新国立劇場 中劇場
詳細は決定次第、ホームページ等でお知らせいたします。