シンデレラ

クリスマスは、新国立劇場で夢のひとときを

今シーズンのクリスマスはシャルル・ペローの童話で世界中の人々に親しまれている『シンデレラ』でお楽しみください。新国立劇場で上演するのは英国を代表する振付家アシュトンによる華やかなグランド・バレエ。アシュトンの小気味良い振付は流麗なプロコフィエフの音楽と見事に溶け合い、豪華な舞台美術ともあいまって、仙女の魔法、宮殿の舞踏会、シンデレラと王子の出会いといった溜息の出るような美しい場面の連続は、上演の度に大変な反響をいただいています。また、男性が演じる義理の姉たちは、その意地悪ぶりが憎めないコミカルなキャラクターとして舞台を盛り上げ、主役に負けない人気を博しています。初めてバレエを観る方でも心から楽しめる、夢のような舞台。オペラハウスならではの贅沢なひと時をお約束します。

ものがたり

意地悪なお姉さんたちが舞踏会に出かけてしまい、一人寂しく留守番をするシンデレラの前に、美しい仙女が現れます。魔法の杖の一振りでかぼちゃが立派な馬車に、そしてシンデレラのみすぼらしい服は輝くばかりのドレスに。「舞踏会に行ってらっしゃい。でも、12時の鐘が鳴る前に帰って来るのですよ。」・・・。舞踏会で王子と恋をするシンデレラ。でも元の姿に戻る約束の12時が・・・。残された靴を手がかりに探しに来た王子はシンデレラを見つけ、2人は結ばれる。