英国ロイヤルバレエ学校で学ぶ。1986‐93年、サドラーズ・ウェルズ・バレエや英国ロイヤルバレエの振付家として活躍。93年にフリーランスになった時、世界中の7カンパニーから新制作依頼が殺到。95年からバーミンガム・ロイヤルバレエ芸術監督。その見事な振付はアシュトンやマクミランの継承者にふさわしいものである。先頃、氏の新しい作品である「E=mc²」で“South Bank Show Award”を受賞した。新国立劇場では05年「カルミナ・ブラーナ」、08年世界初演「アラジン」が上演され非常に高い評価を得た。
エルムハースト・バレエ学校、英国ロイヤルバレエ学校で学び、1996年にバーミンガム・ロイヤルバレエに入団。 98年にファースト・アーティスト、2003年にソリスト、08年にファースト・ソリストに昇格する。『白鳥の湖』のポーランドの王女、『眠れる森の美女』の美しさの精、カラボス、『くるみ割り人形』のアラビアの踊り、ビントレー振付『ホブソンの選択』のアリス・ホブソン、『ジゼル』のウィリの女王、ビントレー振付『シェークスピア組曲』のデスデモーナ、『くるみ割り人形キャンディ』の金平糖の精、ビントレー振付『カルミナ・ブラーナ』のフォルトゥナ、ローストスワン、『エリート・シンコペーション』のベセナ・ワルツ、ジ・アラスカン・ラグ、『ダンテ・ソナタ』の光の子供2、『チェックメイト』の黒の女王、『ナイン・シナトラソングス』の‘ワン・フォー・マイ・ベイビー’、『ストラヴィンスキー・ヴァイオリン・コンチェルト』の‘アリア I’,『アレグリ・ディヴェルシ』、『コンチェルト・バロッコ』、『楽園への道』、サープ振付の『イン・ジ・アッパー・ルーム』、『トワイライト』、その他ハンス・ファン・マーネン振付作品を踊る等、レパートリーは多数に及ぶ。彼女のために創られた役としては、ビントレー振付『美女と野獣』のフィエールがある。
兵庫県出身。江川バレエスクールにて江川幸作、江川のぶ子に師事。90年ベルギーのアントワープ・バレエ学校に留学し、モナコでもマリカ・ヴェゾブラゾワの指導を受ける。翌年英国ロイヤルバレエ学校に移り、92年に帰国。86年全国舞踊コンクール第2部第2位、91年ウルガット国際バレエコンクール(フランス)ジュニア部金賞、振付賞などの入賞歴がある。95年にカナダのブリティッシュ・コロンビア・バレエとの契約を経て、97年7月より新国立劇場バレエ団入団。ローラン・プティの『こうもり』、石井潤振付『カルメン』やビントレー振付『カルミナ・ブラーナ』(2005年)、ウォルシュ『オルフェオとエウリディーチェ』で主役を踊ったほか、ドゥアト振付作品など現代作品で特に高い評価を受けている。06年ニムラ舞踊賞を受賞した。
東京都出身。新国立劇場バレエ研修所第3期修了生。小林紀子バレエアカデミーで研鑽を積む。アデリン・ジェニー国際バレエコンクール金賞など受賞。入団直後に、D.ビントレー『アラジン』で主役に大抜擢され成功を収める。その後、『白鳥の湖』、『くるみ割り人形』、ローラン・プティ振付『コッペリア』、こどものためのバレエ劇場『しらゆき姫』、で主役を務めている。クラシック・バレエダンサーとしての恵まれたスタイルやテクニックで新国立劇場バレエ団若手の中で注目度の高いダンサーの一人。
ハル生まれ。英国ロイヤルバレエ学校で学んだ後、1994年にバーミンガム・ロイヤルバレエに入団。96年、コヴェントガーデン劇場で上演された『カルミナ・ブラーナ』の神学生2を演じて高評を得、注目を浴びる。カリスマ的存在感とエネルギッシュなダンスで、ビントレー振付『シェークスピア組曲』のハムレット、ビントレー振付『アーサー王』のアーサー、モルドレッド、ビントレー振付『美女と野獣』の野獣、キム・ブランドストラップ振付の『プルチネラ』、ビントレー振付『シラノ』のタイトルロール等多数を演じ、頭角をあらわす。アシュトン振付『二羽の鳩』の若者、マクミラン振付『ロメオとジュリエット』のロメオ、『十番街の殺人』のダンサー、トワイラ・サープ振付『イン・ジ・アッパー・ルーム』等幅広いレパートリーを持ち、99年にプリンシパルに昇格。可能性を広げるために1年間活動休止し、航空産業界へのキャリアを経て、2008年に同バレエ団に復帰した。
埼玉県出身。芳賀バレエアカデミーを経て、ゴーバレエアカデミー(カナダ)、アルバータバレエ団(カナダ)、ジョフリーバレエ団(シカゴ)へ留学。アジア・パシフィック国際バレエコンクールファイナリストなど。2003~07年Kバレエカンパニーに所属し『白鳥の湖』『ドン・キホーテ』『くるみ割り人形』『コッペリア』アシュトン『二羽の鳩』などに主演した。08/09シーズンより登録ソリストとして新国立劇場バレエ団に参加し、いきなりD.ビントレー振付『アラジン』での主役を射止め、好評を得た。新国立劇場では『ドン・キホーテ』『くるみ割り人形』などで主役を演じ好評を得ている。
大阪府出身。ケイ・バレエ・スタジオにて矢上香織、久留美、恵子に師事、ジャズダンス、クラシックバレエを始める。93年にニューヨークのジョフリー・バレエ学校に奨学生として留学し、ジョフリー・バレエに入団。95年韓国光州国際バレエコンクールのパ・ド・ドゥ部門で第2位入賞。新国立劇場へは97年より登録ソリスト、2001年からシーズン契約ソリスト。新国立劇場がレパートリーとするほとんど全ての作品で主役を踊っており、名実ともに新国立劇場バレエ団のトップ・ダンサーである。現代振付家作品での卓越した踊りとともに古典作品におけるノーブルな美しさも評価が高い。03年中川鋭之助賞、05年服部智恵子賞、07年橘秋子賞優秀賞、芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。
東京都出身。東京芸術大学声楽科、同大学院独唱科首席卒業。大学3年時安宅賞、卒業時松田トシ賞、アカンサス音楽賞受賞。二期会オペラストゥーディオ第47期マスタークラス修了、最優秀賞および川崎静子賞受賞。03年、日本音楽コンクールにて声楽部門第1位。06年、ザルツブルグ・モーツァルテウム音楽院留学。I・マイヤー、W・ホルツマイヤーに師事。
05年、二期会オペラ「ジャンニ・スキッキ」ラウレッタ役でオペラデビュー。以後、「魔笛」夜の女王、「フィガロの結婚」スザンナ、「夕鶴」つうなどを演じる。07年より、NHKニューイヤーオペラコンサートに連続出演。東京フィル、東響などオーケストラとの共演も多い。
北海道教育大学卒業。リア・グアリーニ、カルロ・カメリーニ、五十嵐喜芳、伊藤亘行、町井幸子、萩原尚文の諸氏に師事。86年渡伊し、イタリア各地のコンクールに入賞後、88年トレヴィーゾ市立劇場「ラ・チェネレントラ」ドン・ラミーロでオペラデビュー。「セビリヤの理髪師」「ファウスト」「ドン・ジョヴァンニ」「魔笛」などに出演する。
90年帰国し、同年藤原歌劇団「ドン・ジョヴァンニ」ドン・オッターヴィオ役で東京デビュー。続いて「ラ・チェネレントラ」で絶賛を博す。「夢遊病の女」エルヴィーノ、「セビリヤの理髪師」アルマヴィーヴァ伯爵、「愛の妙薬」ネモリーノなど、レッジェーロテノールの日本人第一人者としての地位を確立。
06年藤原歌劇団「ランスへの旅」で難役リーベンスコフ伯爵に出演し好評を博す。シューベルト「冬の旅」、「日本の歌」、カンツォーネ集「サンタ・ルチア」など計10枚のCDをリリース。第19回ジロー・オペラ賞新人賞受賞。
国立音楽大学、同大学院修了。84年、第3回日仏声楽コンクール第1位および審査員特別賞。85年第16回イタリア声楽コンコルソでシエナ大賞受賞。88年ミラノに留学し、M.カルボーネ、R.エリー、M.レアーレの諸氏に師事。
大学在学中に「フィガロの結婚」伯爵でオペラ・デビュー。90年藤原歌劇団「ドン・ジョヴァンニ」タイトルロールで絶賛され、新進バリトンとして注目される。以後、「椿姫」ジェルモン、「セビリヤの理髪師」フィガロ、「アイーダ」アモナズロ、「ラ・ボエーム」マルチェッロ、「ルチア」エンリーコなど活躍を続け、特に「ファウスト」ヴァラシタン、「マクベス」タイトルロールで成功を収めた。
新国立劇場には開場記念公演「アイーダ」アモナズロに出演後、引き続き「蝶々夫人」「セビリヤの理髪師」「リゴレット」「ナブッコ」などで好評を博す。またコンサートにも意欲的に取り組み、「第九」「天地創造」「カルミナ・ブラーナ」などレパートリーは幅広い。95年第23回ジロー・オペラ賞受賞。
東京都出身。桐朋学園大学声楽科、同大学院研究科修了。二期会オペラ研修所第43期マスタークラス修了、優秀賞受賞。平成17年度文化庁在外研修員として、ウィーン国立音楽大学留学。
オーストリア・クラーゲンフルト市立劇場にて、ヘンツェ「若き貴族」イーダ役でオペラデビュー。以後オーストリア各地にて、「魔笛」夜の女王、オッフェンバック「青ひげ公」ロザリンデなどに出演。
08年二期会オペラ「ナクソス島のアリアドネ」ツェルビネッタで東京デビュー。コロラトゥーラの見事な歌唱で絶賛を博した。09年NHKニューイヤーオペラコンサート出演。
東京音楽大学、同大学院修了。二期会オペラスタジオ第43期修了、優秀賞受賞。大学院在学中に「魔笛」タミーノでオペラデビュー。二期会では01年「ホフマン物語」アンドレ他4役でデビューし、以後「ニュルンベルグのマイスタージンガー」「ポッペアの戴冠」「カルメン」「イェヌーファ」「魔笛」「マクロプロス家の事」などに出演。06年「皇帝ティトの慈悲」表題役で演出家コンヴィチュニーから高い評価を得る。新国立劇場では「賢い女」「ホフマン物語」出演後、05年「ルル」アルヴァ、「コジ・ファン・トゥッテ」フェランドではどちらも急遽代役として難役に挑み、成功を収めた。また、ヘンツェ「午後の曳航」(アルブレヒト指揮)を世界初演、06年には同作品をザルツブルグ音楽祭など欧州各地で歌い、絶賛を博す。
コンサートでは特に「カルミナ・ブラーナ」が個性的な歌唱で高い評価を得、98年アムステルダム・コンセルトヘボウのネーデルランドフィル(小林研一郎指揮)とも共演。
早稲田大学法学部卒業後、東京芸術大学声楽科入学。同大学大学院博士課程修了。博士号(音楽)取得。ブダペスト国際声楽コンクールで第2位となり、ヴェローナの『ファルスタッフ』公演に参加し、レナート・ブルゾンのアンダースタディとして研鑚をつむ。サントリーホール主催グスタフ・クーンオペラアカデミーに参加し、『椿姫』『リゴレット』『ファルスタッフ』公演でブルゾンのアンダースタディをつとめる。『フィガロの結婚』『魔笛』『ラ・ボエーム』『椿姫』『サロメ』『カルメン』など多くのオペラに出演。95年二期会公演『ドン・ジョヴァンニ』のマゼット役でデビュー。97年文化庁芸術家在外派遣研修員としてイタリアに留学。98年にはテアトロ・ソチアーレで『ドン・パスクァーレ』に出演し、マラテスタを歌い、好評を博した。新国立劇場では、00年『魔笛』パパゲーノ、『アブ・ハッサン』オマール、04年『カルメン』ダンカイロなどに出演。
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