理事長挨拶

 新国立劇場は、オペラ、バレエ、ダンス、演劇の現代舞台芸術のためのわが国唯一の国立劇場として、1997年開場以来、現在まで、世界水準の公演を国内外で上演し、皆様に愛され親しまれてまいりました。

 オペラパレス、中劇場、小劇場の特色ある3つの劇場を有し、年間300ステージの主催公演を実施、海外からのお客様を含め約20万人の方々にお楽しみいただいております。また、他の芸術団体へ劇場施設を提供し日本の舞台芸術の発展に寄与する、貸劇場公演も年間150ステージ、約10万人のお客様にご来場いただいております。

 世界水準の舞台を創造し、その振興および普及に取り組み、社会との関わりを大切にすることを基本方針とした公演は新国立劇場だけにとどまらず、国内外の他劇場との提携、共同制作による上演においても積極的に推し進めています。とりわけ近年は、国際文化交流が盛んになり、日本における文化発信拠点としてグローバルな視点に立つ重要性がますます高まってまいりました。

 同時に、人材育成も重要な使命であり、劇場が制作上演する3部門の現代舞台芸術を将来にわたり支える次世代の芸術家を育成すべく、オペラ・バレエ・演劇の3つの研修所を擁して充実した研修を実施しております。
 新国立劇場は、お客様と感動を共にし、社会に豊かな潤いをもたらす存在でありたいと考えております。今後ともなお一層のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

公益財団法人新国立劇場運営財団
理事長 尾﨑元規

プロフィール

慶應義塾大学工学部 卒業

昭和47年花王石鹸株式会社(現・花王株式会社)入社。平成16年に代表取締役社長執行役員に就任。平成24年より取締役会長ならびに公益財団法人花王芸術・科学財団理事長就任。平成26年3月より花王株式会社顧問、公益社団法人企業メセナ協議会理事長を務める。平成27年6月野村証券株式会社社外取締役就任。平成28年6月本田技研工業株式会社社外取締役就任。

新国立劇場運営財団では平成24年6月より理事を務め、平成26年6月理事長就任。